コラム

冬物の寝具を夏物の寝具にするタイミングって?

冬物の寝具を夏物の寝具にするタイミングって?

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季節は初夏。だんだんと安定して暖かくなってきましたね。

暖かくなると冬服から夏服へと衣替えをするように、寝具も入れ替えの時期です。
しかし、寝具の入れ替えのタイミングや方法について、よく分からないという人も少なくありません。
次のシーズンも快適に使用するために、正しいタイミングや方法で保管することが大切です。
今回は、冬に使用した寝具の入れ替えのタイミングや保管方法などご紹介します♪

冬物寝具から夏物寝具に衣替えするタイミング

寝具の入れ替えは、室温に応じて行うことが重要です。
戸建て住宅とマンション等では気密性に違いがあり、室温や湿度が異なります。
ですので、一概にこの季節に入れ替えをしましょうとお伝えはできません。
快適に寝るためには、「寝床内気象」と呼ばれる寝具と身体との間に発生する温度を33℃前後に、湿度を50%前後に保つことが理想です。家庭で寝床内気象を計測することは難しいので、室温を目安にしましょう。

室温が20度前後まで上がったら冬用の羽根布団を薄手の肌掛けへ入れ替えるのがおすすめ。
室温が25度以上になれば、夏用のタオルケットへ入れ替えもよいと思います!
室温をひとつの目安にして、他の寝具やパジャマ等の衣類でバランスを取りながら徐々に入れ替えるとよいでしょう。

布団の正しい収納方法

しまうまえのポイント

寝具の入れ替えを決めたら、収納する前にお手入れが必要です。
寝具の素材によってお手入れ方法が異なりますが、しっかり干して乾燥させることが基本。
寝具に湿気がたまっていると、カビやダニを発生させてしまう原因になります。

湿気を飛ばすためには布団を屋外に出し、よく晴れた日の10時から14時の間の2時間程度、天日干しや日陰干しがおすすめ。布団の表裏を1時間ずつしっかり干すとよいでしょう。

羽毛布団は生地が傷むのを防ぐため、陰干しがおすすめです。
また、布団の表と裏を1時間ずつ、交互に干すとより効果的。直射日光が当たってしまう場合は、
掛け布団カバーを付けたまま干してください。取り込む際に注意して欲しいのが、布団は叩かずに、表面のホコリを払う程度にすることです。
叩くことは、布団の生地を傷めるうえにダニ退治に効果はないといわれています。

干すだけでも効果がありますが、取り扱い表示を見て、可能なら洗濯をしてから収納するとより清潔です。自分で洗濯ができない場合は、専門のクリーニング店やコインランドリーを利用することをおすすめします。クリーニングから戻ってきたら、湿気を含んでいる可能性もあるので、必ず陰干しや天日干しをしてから収納してください。

収納方法

防虫剤を使用し、通気性の良いカバーに入れることが重要です。

無臭タイプの防虫剤を布団の間に挟み、通気性の良い木綿の風呂敷や布製の専用バッグに包みましょう。ビニール袋など通気性のない袋だと袋内が蒸れてしまい、布団の品質を損なうことになりますので注意が必要です。圧縮袋で羽根布団を収納する場合は、完全に圧縮するよりも少し空気を残しましょう。

保管場所

布団は必ず「湿気の少ない場所」で保管しましょう。押入れに収納する場合、壁や床に布団がくっついていると空気の流れが悪くなり湿気がこもりがちになります。布団と壁の間は、少しスペースを空けて、床にはすのこ等を置くことをおすすめします。

まとめ

寝具の入れ替えは、タイミングやお手入れ、保管場所、収納方法が非常に重要です。
お手入れと収納に少し手間をかけるだけで、次のシーズンも快適に使うことが出来ますよ!。
是非実践してみてくださいね♪

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