寝具ケア

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

寝具ケア

シーツが持つ4つの役割

毎日の睡眠時に肌と密着するシーツ。

みなさんは、この寝具の役割や正しい使い方、お手入れの方法などをしっかり抑えていますか?

どんなに機能性が高いマットレスや枕を使っていても、シーツの使い方が間違っていると、深い眠りが得られなくなることもあるのです。

そこで今回は、シーツの基本から快眠につながる活用術まで、分かりやすく解説していきます。

当たり前だと思っている寝具の使い方が、知らず知らずのうちに機能低下を招き、眠りの質を下げているかもしれませんよ。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

まずは、シーツの基本機能についておさらいしておきましょう。

この寝具には、主に4つの役割があります。

1.汗を吸い込んでカラダの冷えを防ぐ

寒い季節でも、わたしたちは寝ている間にコップ1杯分(約200ミリリットル)の汗をかきます。

この水分がパジャマに染み込んだままになると、カラダに水分がまとわりついてしまって、蒸発する時に体温を奪っていくのです。

とくに、カラダが冷えやすい女性の場合は、こうした寝具環境の低下で生命活動をコントロールする自律神経が乱れ、さまざまな体調不良が発生します。

便秘、肌荒れ、気分の落ち込み、更年期障害の悪化などなど・・・。

また、カラダから汗が出なくても、布団の生地にこもった水分が体温で蒸発することで、寝具の中がムレムレの状態になることも。

こうした環境の悪化を避けるためにも、シーツを使うことが重要になってくるのです。

2.寝具の機能低下を防ぐ

最近は、機能性が高いマットレスが増えてきたこともあって、布団を使う人が減ってきているようです。

そのせいか、マットレスにシーツを敷かず、そのまま寝ている方も見かけられます。

しかし、マットレスにカバーがかかっていても、それはシーツの代わりをするものではなく、あくまでも寝具に使われている素材を守るためのものなのです。

寝ている間は寝返りをうちますし、ベッドから出るたびにマットレスがカラダとこすれることから、シーツなしの状態だと敷き寝具の痛みが激しくなります。

ですから、マットレスを敷き寝具として使う時は、必ずシーツを敷くことをお忘れなく。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

3.寝床内気候を最適に保つ

寝床内気候というのは、寝ている時の温度や湿度のことです。

一般的には、温度が33度、湿度が50%という状態が快眠につながると言われています。

この環境をサポートするのが、シーツというワケです。

シーツを敷かない状態で寝ると、汗がそのまま敷き寝具に移っていきますが、その水分がすぐに空気中に放湿されるワケではないので、布地が湿気をどんどん帯びてしまいます。

そして、温度が上がるとカビやダニが繁殖し、寝ている間にかゆみを発生させたり、アレルギー症を引き起こしたりするのです。

シーツがある程度水分を吸い込んでくれれば、朝起きた時に布団を上げることで、布地から水分が放湿されていきます。

シーツを敷いていない状態で、長い間マットレスなどを使っている方は、寝具の表面だけでなく裏面もチェックして、状態を確認してみてください。

黒い斑点が布地にできていたら、それはカビです。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

4.寝心地をアップさせる

布団に入った時に感じる寝具の肌触りの良さは、快眠に不可欠です。

この感触を与えるのも、シーツの大切な役割です。

いくら吸湿性がバツグンで、マットレスなどの敷き寝具をしっかり守ることができるシーツでも、表面がけば立っていたり、ゴワゴワしていたりしたら、寝心地が悪くなってしまいますよね。

こうしたことから、シーツは吸湿力や放湿力などの機能性だけでなく、自分が気持ちイイと感じる素材を選ぶことが、快眠の近道と言えるのです。

コスパ最強布団クリーナー

季節に合わせたシーツの使い方

続いて、シーツの選び方と季節の特徴を踏まえた使い方のお話しです。

たいていの方は、一年中同じシーツを使っていて、定期的に洗濯していると思います。

でも、季節によって寝床内気候は大きく変わってきますから、汗をかく量が増える夏は吸湿性の高さにこだわり、冬は保温性に優れたものをというように、使い方を分けてみるのもおすすめです。

では、主なシーツの素材を5つ挙げて、その特徴を説明していきます。

ピンからキリまであるコットン素材

吸湿性に優れていますが、人によっては少し肌触りが悪いと感じる素材です。

天然素材なので、アレルギーが出ることが少ないですし、価格もお手頃ですので、こまめにシーツを替えて衛生状態を徹底的にアップさせたいという方には向いていますね。

ただし、同じコットン100%の素材でも、メーカーごとに品質が異なっていて、とくに低価格なシーツは、使い方次第で糸ぼこりが出るとかごわつきが出やすいです。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方
予算に余裕がある方は、布団専門店に足を運んで、店員さんに使い心地を確認しながら、ワンランク上のシーツを選んでみてはいかがでしょう?

肌触りが変わるだけで、寝つきのよさが一気にアップするというケースも少なくないです。

暑い夏は、麻素材が断然おすすめ

熱帯夜が多くなる夏は、触っただけでも冷却感をおぼえる麻素材がおすすめ。

ほかの素材と比べると、吸湿性がダントツで優れていますし、すぐに水分を放質できるため、いつもサラサラの触感を維持できるのです。

麻素材の選び方で、みなさんに覚えておいていただきたいのは、麻の種類によって肌触りがあること。

一番質が低い「ヘンプ」は、吸水性や放湿性は高いものの、繊維が太めなので、ごわつきを感じることも。

逆に、人気の「リネン」は繊維がかなり細かくなっていますから、麻独特のサラサラ&ヒンヤリ感が存分に味わえて、寝るのが楽しくなることでしょう。

ちなみに、最高級品質のリネンになると、価格が2万円近くするのですが、触感は“極上”レベルです。

上質な睡眠を追求したい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

もう1つ、リネンより少し繊維が太い「ラミー」という種類の麻もありますが、肌触りはまずまずで、シーツよりも敷きパッドに使われることが多いです。

中の素材までリネンを使っているパッドでしたら、寝床内環境が夏でも理想的な状態に近づきます。

衣類にも使われるレーヨンも夏におすすめ

レーヨンは化学繊維と思っている方も多いようですが、実は木材パルプから作られた天然素材です。

この素材は、シルクのような肌触りを再現するために作られたので、ものによっては、肌触りは麻より上と感じることもあります。

しかも、吸湿性も高いので、こちらの素材も暑い夏シーズンに使っていただきたいですね。

麻とレーヨンを1枚ずつ、夏用のシーツとして購入しておき、交互に使うようにすると、布団に入るのが楽しみになりますよ。

保温性重視の冬はアクリルボア

アクリルボアは、合成繊維でありながら非常に高い保温性を有しているので、寒い冬におすすめです。

ウールのような触感が特徴で、冬の快眠をしっかりサポート。

表面に起毛処理が施されていますので、感触もなかなかいいですよ。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

最高の感触が自慢のシルクのデメリット

みなさんもご存知の通り、シルクの肌触りの良さは、繊維の中で最高レベルと言えるでしょう。

しかし、丸洗いできないタイプが多いことから、こまめなケアができないのが難点。

また、意外にも吸湿力はイマイチで、汗っかきのかたには不向きなシーツと言えます。

ただし、高級なシルクシーツになると、この機能を補ったタイプのものもありますので、寝具店に足を運んだら実際に触感を味わってみてください。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

シーツの交換頻度を考える目安

寝ている間にかく汗によって発生する水分は、その70%がシーツに染み込んでいきます。

放湿性が高いタイプの寝具を選んでも、常に掛布団をかけた状態にしておくと水分がこもり、寝る時に再び体温によって温められて“蒸れ”の状態を作ってしまいます。

したがって、朝起きたら掛布団は敷布団から完全にはがし、シーツにこもった汗をしっかり放湿するようにしてください。

また、下に敷いているマットレスや布団の湿気ケアをこまめに行なっても、シーツには皮脂や皮膚からはがれ落ちた古い角質が付着します。

こうした老廃物はダニの大好物ですから、そのままにしておくとシーツの下に大量のダニが繁殖してしまうのです。

こうした環境悪化を招かないようにするためにも、シーツは最低でも週に1回のペースで交換するようにしましょう。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

「冬はシーツの交換頻度が低くてもいい」

と考える方もいるようですが、汗の量は少なくなったとしても、カビのエサは夏も冬も同じぐらいたまっていくことを忘れないでくださいね。

究極の腰痛対策セット

シーツを洗濯する時の注意点

シルク以外のシーツは、基本的に洗濯機で丸洗いできますが、取り扱いの注意点もいくつかあります。

寝具の劣化につながらないよう、ここでポイントを抑えておきましょう。

必ず裏返しにしてネットに入れる

シーツを洗濯機で洗う時は、表面の生地を傷めないように、裏返すのが基本。

さらに、シーツ専用の洗濯ネットに入れてファスナーをし、他の洗濯物から加わる摩擦ダメージを軽減しましょう。

できれば、シーツを洗う時は、他の洗濯物は入れないほうがいいですね。

シーツ単独で洗えば、生地の傷みを防げますし、汚れもしっかり落とせますよ。

また、シーツを入れる洗濯ネットは、サイズが大きいものを選んでください。

容量が少ないネットだと、きちんと汚れが落ちなくなってしまいますし、洗剤が残ってしまうこともあります。

脱水時間は1分が目安

シーツは生地が薄いので、他の洗濯物より短い脱水時間で、しっかり水が飛びます。

あまりにも長時間にわたって脱水すると、生地が一気に傷んで機能性も低下しますので、注意が必要です。

目安の時間は、1分以内。

この程度の時間で脱水すれば、シワも付きにくいですよ。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

柔軟剤の機能にも注目

値段が安い柔軟剤を使うと、シーツの吸湿性が低下することがあります。

大切なシーツを守るのに最適なのは、洗濯物の吸湿力にダメージを与えないタイプの商品です。

この手の商品は、パッケージなどにその旨が記載されていますので、柔軟剤を買う時に必ずチェクしてくださいね。

60度以上のお湯で洗濯すればダニも死滅

わたしたちの快眠を妨げ、アレルギー症状などを引き起こすダニは、シーツにも付着します。

シーツに棲みついたダニは、生地の奥に隠れていますので、ベランダなどで振り払ってもカンタンには落ちていきません。

そこでおススメなのが、60度以上のお湯でシーツを選択するという方法。

この温度であれば、生命力の強いダニもイチコロです。

ただし、ダニは死骸になってもわたしたちのカラダにダメージを与えますから、すすぎは念入りに行なってください。

春シーズンはシーツを外に干さない

洗濯が終わってシーツを干す時は、丁寧にしわを伸ばしつつ、布地同士が重ならないようにしましょう。

また、花粉が大量に飛散する春シーズンは、室内干しがおすすめです。

せっかく、アレルギー源であるダニを退治しても、花粉症を引き起こす環境に干してしまったのでは、寝る時にくしゃみや肌のかゆみが出て、疲労回復とストレス解消が進む深い眠りが得られなくなります。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

敷きパッドなどとの使い分けは?

最後に、シーツと同じように、カラダと敷き寝具の間に敷いて使う敷きパッドと、ベッドパッドとの併用方法について補足します。

いずれも、吸湿性や寝心地をサポートする寝具ですが、使い方はまったく違いますので、ここで知識を身に付けておきましょう。

シーツの上に敷くのが敷きパッド

敷きパッドは温度調整や吸湿性のサポートを目的として、シーツの上に敷くといった使い方をします。

シーツのように肌に直接触れる寝具であることから、肌ざわりがいい商品が多いのが特徴。

敷き寝具への水分浸透を防ぐパワーは、シーツより上ですし、ダニのエサとなる老廃物もしっかりブロックできるのです。

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

マットレスの機能を補強するベッドパッド

一方のベッドパッドは、シーツの下に敷いてクッション性を増加させたり、敷きパッドと同じように、寝具の吸湿性を高めたりするための寝具です。

保温性はありませんが、高価なベッドパッドになると、湿度が調整できるものもあります。

シーツとの組み合わせ方は、下記のように考えてください。

・マットレスの機能低下と、生地の傷みを防ぐために、ベッドパッドとシーツを合わせて使う

・寝床内環境が常に快適で、寝室の温度や湿度もコントロールできるのであれば、敷きパッドは不要

・敷きパッドを使うなら、シーツは不要

【交換・買い換え・お手入れ】意外と知らないシーツの役割と使い方

今回のまとめ

シンプルな寝具であるシーツにも、さまざまな機能があり、素材によって快眠レベルも変わることがお分かりいただけたでしょうか?

また、正しくケアすることで、機能性が維持されるうえに、深い眠りの妨げになる要因も取り除くことができます。

敷き寝具や枕、掛布団はフカフカしているのに、寝心地がいま一つと感じている方は、シーツの機能性を考えて自分に合ったアイテムに交換してみましょう。

肌触りが変わり、吸湿性もアップすると、眠りの質が驚くほど向上し、毎日イキイキとした日々が送れるようになりますよ。

ビラベック・羊毛掛け布団

ページの先頭へ