【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

寝具ケア

フローリングや布団に発生した黒い斑点の正体

フローリングに敷いた布団をめくってみたら、床や布地に黒い斑点ができていた・・・。

こんな経験、みなさんにはありませんか?

この斑点の正体は、有害物質であるカビです。

カビの生えた布団で寝ていると、健康状態がどんどん悪化していきますし、寝具の機能も低下するので、適切な対策を講じる必要があります。

フローリングに布団を敷いたままの“万年床”にしている方は、今すぐ床や寝具の状態を確認してみましょう。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

今回は、フローリングに布団を敷くときの注意点について、徹底解説していきます。

できれば、このような睡眠環境にしないほうがいいのですが、部屋にベッドを設置できないことも多いですし、布団を毎日上げ下げする暇もない時もあるでしょう。

こうしたケースに当てはまる方は、この記事を読んで快眠を守るための術をマスターしましょう。

フローリングに布団を敷くことの問題点5つ

まずは、フローリングに布団を敷くことで起こる問題点から覚えておきましょう。

1.寝ている間にかいた汗が床にこもってカビが生える

寒い冬の季節でも、わたしたちは毎晩汗をコップ1杯分ぐらいかきます。

これが真夏の熱帯夜になると、発汗量は増えますし、汗かきの方でしたら布団の中はムレムレの状態になることも。

しかし、吸湿性に優れた敷布団を使っていれば、水分をしっかり吸い取ってくれますので、寝苦しさを感じることなく、朝までグッスリ眠ることができるのです。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

ここで注目したいのは、敷布団が吸った水分の行き先です。

一部は布団の表面から蒸発しますが、大半は下方向に移動して、床に放出されていきます。

ところが、床面が水分を吸収できないフローリングになっていると、布団の布地との間に湿気がこもってしまって、あっという間にカビが発生しまうというワケです。

カビは、温度が20度以上、湿度が60%以上になると繁殖しやすくなります。

部屋が寒くても、このフローリングと布団の間はカビが好む環境になってしまいますから、冬でも油断はできないのです。

2.ダニも繁殖してアレルギーの原因に

高温、多湿の環境を好むのは、カビだけではありません。

カラダのかゆみや気管支炎などを引き起こすダニも増殖して、寝具環境はさらに低下するのです。

布団に棲みつくダニは、わたしたちが外出した時に、衣服や持ち物などに付着し、自宅に戻った時に室内へ移動していきます。

その一部が、布団を棲み処にするのです。

ほとんどのダニは、人間のカラダを刺すとか、血を吸うことはありませんが、問題はダニの糞と死骸の存在。

これらがアレルギーなどを引き起こし、深い睡眠を妨げてわたしたちの健康を奪っていきます。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

3.冷え症がひどくなりココロの健康も低下する

敷き布団に汗などの水分がたまると、カラダ全体が冷えてしまいますから、血のめぐりが悪くなります。

これによって、冷え症が悪化したり、自律神経が乱れたりと、さまざまなダメージがカラダに加わるのです。

とくに、自律神経が乱れると、夜になってもカラダが休息モードに入らず、寝つきが悪くなるとか、眠りが浅くなるといった不眠症状をひきおこしやすくなり、睡眠の質がどんどん低下していきます。

また、ストレスへの対応もうまくできなくなることから、ココロの疲労もたまっていき、気分が沈んだままになる、感情のコントロールができなくなるといった症状が増えることも。

4.腰への負担が大きくなる

薄い敷布団を使っている場合は、硬いフローリングの影響で体圧が分散できなくなり、腰への負担が増加します。

これによって腰痛が発生し、朝起きた時から不快症状に悩まされてしまうのです。

また、湿気による冷えも筋肉の緊張を引き起こし、腰痛を悪化させる原因に。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

5.床面にたまっているゴミを吸い込みやすくなる

毎日しっかり掃除していても、ほこりや雑菌、ウイルスなどは床にたまりがちです。

室内には常に空気の流れが発生していますので、これらが舞い上がって呼吸時に体内へ取り込まれ、健康状態を悪化させてしまいます。

とくに、床上から30センチぐらいは、これらの不純物が大量に浮遊していますので、フローリングに布団を敷いて寝ていると体調不良を引き起こしやすくなるのです。

布団の湿気対策は、みなさんもこまめに行なっていると思いますが、フローリングに布団を敷くことで発生するデメリットは、このようにたくさん存在するのです。

さらに、部屋の温度やそとの気候条件が変わると、睡眠環境を悪化させる新たな問題も発生します。

ビラベック・羊毛掛け布団

フローリングに結露が付着することも

寒い日にエアコンなどの暖房をつけると、窓に結露が付着しますよね?

これは、外との温度差が大きくなることで、室内の湿気が窓に付着することが原因なのですが、同じことがフローリングにも起こるのです。

みなさんもご存知の通り、温かい空気は上に、冷たい空気は下にたまりますから、暖房をつけていても床の温度は窓ガラスのように温度が低く、水滴が付きやすくなっています。

この状態で布団を敷いて、寝汗による水分が床面に加わると、カビやダニが繁殖するスピードが早まってしまうのです。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

とくに、集合住宅の1階に住んでいる方は、上の階より床面が冷えやすくなっていますから、結露が発生していないかこまめにチェックする必要があります。

湿気っぽいと感じたら、すぐに乾いたぞうきんで乾拭きするようにしましょう。

カンタンにできる布団のケア方法9つ

このように、フローリングに寝具を敷くと、健康リスクが一気に高まってしまいますから、こまめに部屋の掃除をするのはもちろんのこと、湿気対策を徹底しましょう。

ここからは、簡単にできる湿気対策や、ダニなどの繁殖を防ぐ掃除方法などを紹介していきます。

敷き布団とフローリングの間に空間を作る

汗などの水分が床方向に移動してしまうのは防げませんので、布団とフローリングとの間に空間を確保して、水分が放質されるように工夫することが湿気対策の基本です。

おすすめなのは、すのこをフローリングに設置して、その上に布団を敷く方法。

ただし、敷布団が薄すぎると寝心地が悪くなりますし、寝返りが打ちにくくなって眠りが浅くなる可能性もありますので、敷布団の上に厚みがある敷きパッドなどを敷くといいでしょう。

吸湿性もある補助寝具ですから、湿気対策にもひと役買いますよ。

敷きパッドなどでも寝具の寝心地が変わらない場合は、すのこではなく「畳ユニット」を使うという手も。

畳に使われているい草は、吸湿性に優れていますから、フローリングの上に敷いてその上に敷布団を配置すると、睡眠環境がかなり快適になります。

オシャレなデザインの商品がたくさん販売されていますから、部屋のインテリアに合わせて選ぶといいでしょう。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

起きたら布団を乾燥させる

敷き布団をフローリングに敷きっぱなしにせず、朝起きたら上げて、中にこもった湿気を放出させることも必須です。

上げた布団は、洗濯物を乗せる器具を使って、空気が当たるようにするといいですよ。

この状態で扇風機をつけて、しばらくの間布団に風を当てると、寝具環境がかなり良化します。

布団を上げた時、フローリングの床が濡れていたら、しっかり拭き取ることもお忘れなく。

吸湿シートを使う

ホームセンターなどに行くと、さまざまな布団の湿気対策グッズが販売されていますが、必ず購入したいのが吸湿シートです。

これをすのこと合わせて使うと、吸湿効果はかなり高まります。

また、窓の結露が激しい場合は、窓ガラスに貼って使う吸湿テープを使うのがおすすめ。

一度、水分を吸った後に自然乾燥しますから、手間いらずで繰り返し使えるのが魅力です。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

部屋のカーテンを取り替える

冬になると、部屋の窓から湿気を帯びた冷気が流れてきますが、これはカーテンの隙間をふさぐことである程度防げます。

寝る時はカーテンをしっかり閉めるのはもちろんのこと、天気が悪い日は、外出時も同じような状態にして、部屋の湿度が上がらないように注意してください。

また、冷気はカーテンの下から入り込んできますから、長さが短いカーテンを使っている場合は、床まで届くような丈のタイプに取り替えるのも、効率的な湿気対策につながります。

さらに、壁の窓にエアパッキン(緩衝材)を貼りつけると、部屋の温度と湿度が大幅に改善します。

エアパッキンには、空気が詰まった“プチプチ”がたくさんくっついていますので、ここの部分が冷気の侵入を防いでくれるのです。

冬でも布団の天日干しする

ベランダがある部屋に住んでいる方で、天日干しができる素材の布団を使っている場合は、冬でも日光に当てて湿気をしっかり飛ばしましょう。

(※ウレタン素材は天日干しができませんので、ご注意ください)

ただし、天日干しは午前中~午後2時ぐらいまでを目安に。

夕方近くになると、夏でも外の湿度が高まってきますので、布団の湿気が増えてしまいます。

ちなみに、天日干しの際に布団を叩くのも厳禁です。

布団の中にこもったダニを叩きだそうと思っても、振動でダニは寝具の奥に逃げてしまいますので、効果はありませんよ。

布団乾燥機をかける

ダニ退治に威力を発揮するのは、布団乾燥機です。

ダニモードに切り替えて、布団の隅々まで乾燥させながら、高温でダニを死滅させましょう。

ダニは布団を太陽にあてるだけでは活動力が低下する程度で、60度以上の環境にしないと退治できません。

フローリングに布団を敷いて寝る場合は、布団を高温にできるなど、なるべく機能性が高い布団乾燥機を使用してくださいね。

布団の表面をクリーナーで掃除する

布団乾燥機でダニを死滅させることができても、布団の中に詰まった糞や死骸には対応できません。

そこで利用したいのが、吸引力が高いクリーナー。

布団の表面に付着した汚れが落とせますので、ある程度のアレルギー対策につながります。

布団には、ダニのエサとなるフケやはがれ落ちた皮膚などがたくさんくっついていますから、クリーナーを使ったケアも2日に1回のペースで行なうようにしましょう。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

ファンヒーターではなくエアコンを使う

スイッチを入れたらすぐに部屋がポカポカになるファンヒーターは、とくに、寒い地方に住んでいる方の必需品ですね。

でも、このタイプの暖房機は、室内の空気を燃焼させて熱を生み出す仕組みになっていて、同時に水蒸気も発生させてしまうのです。

部屋の乾燥対策には理想的な暖房機なのですが、フローリングに結露が発生しやすい部屋だと、寝具環境の悪化につながります。

もし、ファンヒーターを使った時に結露が多くなるようでしたら、温風で温めるタイプのエアコンを使いましょう。

最近は、外からスマートフォンで自宅のエアコン操作ができるグッズも販売されています。

こうしたアイテムを使えば、家に入った瞬間から暖を取ることができますので、ぜひ、利用してみてください。

布団専門のクリーニング店にケアを依頼する

あらゆる湿気対策を講じても、布団のジメジメが改善しない場合は、布団専門のクリーニング店にケアを依頼してみてはいかがでしょうか?

専用の洗剤で中をしっかりキレイにしてくれますので、ダニも退治できますし、反発力や復元力など、快眠に不可欠な布団の機能がよみがえることもあります。

カビが生えてきた布団も、程度にもよりますが、しっかり除去してくれますよ。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

肌荒れも寝具環境が影響する

ここで、美容の話しを1つ。

女性の方に覚えておいていただきたいのは、フローリングの上に布団を敷いていることが、肌荒れにつながりやすいということです。

たとえば、ダニのアレルギー症状はお肌にも表われますし、寝ている間に顔をかいたりすると、そのダメージでシミやシワができやすくなります。

これでは、せっかく高価な美容液などを使っても、無駄になってしまいますね。

また、ホコリや雑菌が舞う位置で寝ていると、肌荒れにつながる雑菌も付着しますし、布団の汚れも知らず知らずのうちに顔に移って、大人ニキビや湿疹を引き起こすことも。

もし、朝起きた時に顏がかゆいとか、擦った跡が残っているような状態が続いたら、すぐに寝具環境を見直してみてくださいね。

とくに、花粉症の季節は要注意です。

外から侵入した花粉も室内に舞っていますし、布団に付着したらなかなか落ちません。

春は布団の天日干しはせず、シーツの洗濯をこまめに行なうといいでしょう。

【フローリングに布団を敷く時のポイント】湿気以外の注意点は?

今回のまとめ

寝具はとてもデリケートで、ちょっとした環境の変化やケアの手抜きで、状態が悪化しやすいことがお分かりいただけたでしょうか?

寝具の機能低下や、寝室の環境悪化は、快適な睡眠を妨げるだけでなく、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。

健康生活は、「質の高い睡眠」があってこそ成り立つものです。

寝苦しさを感じて夜中に何度も目が覚める方や、朝起きた時にカラダの不快感に悩まされている方は、改めて自分の布団の状態をチェックしてみましょう。

湿気やカビ、ダニ対策を適切に行なえば、疲労とストレス解消が進む良質な睡眠に変わっていくことでしょう。

究極の腰痛対策セット

ページの先頭へ