ベッドと布団選ぶならどっち?ベッドに敷布団を敷くのはアリ?

ベッドと布団選ぶならどっち?ベッドに敷布団を敷くのはアリ?

寝具選び

ベッドと布団で大きく変わる眠りの質

新しい寝具を買う時、

「ベッドと布団、どちらにするべきか」

と悩むことって多いですよね。

昔から日本人は布団で寝てきましたが、近年はベッドを利用する方の割合が増えています。

どちらの寝具を使うべきかは、部屋のスペースや環境(窓の位置や通気性など)によって変わってきますが、選択するにあたって必ず抑えておきたいのは、それぞれの寝具のメリットとデメリットを知ること。

インテリア性や部屋の配置を考えるのも大切ですが、寝具は言うまでもなく、快適な睡眠を得る目的で使う道具です。

機能や特性を知らないでいると、不眠の悩みが発生したり、仕事や家事のパフォーマンスが落ちたりと、次から次へとトラブルが発生するかも?

まずは、寝具の選び方を知る前に、ベッドか布団を選ぶうえで知っておくべき、基本中の基本、「理想的な眠り」についておさらいしておきましょう。

同じ寝具であるベッドと布団でも、睡眠サポート力は大きく異なりますよ。

ベッドと布団選ぶならどっち?ベッドに敷布団を敷くのはアリ?

睡眠は“量より質“と言われる理由

社会生活を送っていると、わたしたちはさまざまなストレスを受けますし、それに伴って疲労も重なります。

この状態が続くと、カラダの免疫力が低下して、さまざまな病気につながるのです。

こうしたトラブルを防ぐために毎日行なうのが、睡眠という基本的な生命活動。

寝ている間は、脳を含めた臓器の活動が停止しますし、ダメージを受けたカラダを修復するためのホルモンも分泌されますので、翌日からもしっかり動けるようになります。

ただし、ただ寝るだけでは、疲労は回復しません。

布団に入ってもなかなか寝付けないようでしたら、睡眠時間が削られてしまいますし、眠りについてもすぐに目が覚めるようになってしまいます。

みなさんもご存知の通り、人間は深い眠りと浅い眠りを繰り返しているのですが、夜中に目が覚める頻度が高くなると、浅い眠りの割合が多くなるのです。

しかし、脳の疲れ(ストレスも含む)をしっかり回復させて、ホルモンをしっかり分泌させるには、深い眠りが不可欠。

とくに、眠ってから最初にあらわれる深い睡眠は、ひと晩の眠りの中でもっとも深度が高くなりますから、この睡眠を逃すと疲労とストレスが翌日に持ち越され、朝起きた時に

「寝た気がしない」

と感じるようになります。

よく、睡眠は量より質が大切と言われますが、それはこのような理由があるからなのです。

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快眠を実現する寝具の役目

こうした良質な眠りをサポートするのが、ベッドや布団などの寝具です。

保温機能によってカラダを温めるだけでなく、横になった時に体圧を適切なバランスで分散。

また、寝ている間にかく汗を素早く吸い取って、空気中に放湿することで、寝苦しさから解放するとともに、汗の気化熱による冷えも防ぎます。

さらに、寝心地や肌触りのよさを感じさせて、リラックスを進めるというのも、寝具に求められる機能です。

このように、心身の疲労回復を進める環境を作るためにも、寝具選びは慎重に行なわなくてはなりません。

単に、寝心地がいいという理由だけで選んでしまうと、逆効果で眠りに支障が出て、健康リスクが高まることもあると覚えておいてくださいね。

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布団で寝るメリット&デメリット

では、最初に、布団で寝ることのメリットとデメリットについてチェックしていきましょう。

メリット1:寝る場所が選べる

ベッドは同じ場所に固定して設置するのに対して、布団は軽いため持ち運びが容易で、寝る場所が選べます。

同じ家の中でも、夏は涼しいけど、冬は寒いという部屋もあるでしょうから、快適な環境が維持される場所を選んで寝れば、眠りの質が高くなることが期待できますね。

また、夏と冬では日が昇る時間が異なります。

冬は夏より明るくなる時間が遅いですから、1年中同じ場所で寝ていると、陽の光で目を覚ます私たちの起床時間がずれてしまうことも・・・。

布団だったら、朝日の差し込み具合に合わせて敷く位置を変えることもできますので、睡眠リズムの乱れを防ぐのもカンタンです。

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メリット2:収納できる

自宅の押し入れやクローゼットに余裕があったら、布団を使い終わったら畳んで収納できます。

これによって、日中は室内のスペースを広くとれますから、狭い家に住んでいる方でしたら移動範囲が広がって、ストレスが軽減されますね。

メリット3:敷布団の天日干しができる

寝ている間にかいた汗は、どうしても敷布団の中にこもってしまいます。

これをしっかり乾燥させるのに有効なのは、天日干しです。

敷き布団は、ベッド用のマットレスなどと比べると、かなり軽いですから、ベランダに干すのも楽ですし、室内で陰干しすることもできます。

デメリット1:ほこりやダニなどを吸い込みやすい

わたしたちの部屋で発生するホコリは、一度、空気中に舞い上がると、床に落ちるまで時間がかかります。

目に見えないぐらい細かいゴミなどは、10時間ぐらい空中で浮遊した後、床に落ちることもあるので、こまめに掃除していても床は常に衛生状態が良いとは言えないのです。

とくに、床から30センチまでの高さは、このゴミの浮遊が一番多くなっているので、布団を敷いて横になると、汚い空間で呼吸をすることになってしまいます。

また、床に落ちているゴミの中には、アレルギーを引き起こすダニの糞や死骸も含まれていますから、寝ている間にかゆみが強くなって深い眠りを妨げてしまうことも。

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デメリット2:冬は寒い

温かい空気は上に、冷たい空気は下にたまりますよね?

したがって、冬場は布団で寝ると寒さが増し、寝つきも悪くなってしまいます。

この状態を改善するために、電気毛布などを使っている方もいますが、カラダが温まりすぎて汗をかき、寝苦しさで目を覚ますというデメリットもあるのです。

デメリット3:フローリングの上などには敷けない

寝具が床に密着した状態になる布団は、汗をかいたら湿気が床方向に移動していきます。

布団を敷く場所が畳だったら、ある程度その水分を吸収してくれるのですが、これがフローリングになると湿気が逃げ場を失い、寝具環境がどんどん低下するのです。

“万年床”のように敷布団を敷いたままにしておくと、あっという間に布団の裏面がカビてしまって、使えない状態になってしまうことも。

このように、布団のメリットとデメリットを見ていくと、扱いがラクな反面、寝具環境にさまざまな問題が発生しやすいことが分かりました。

しかし、敷布団を天日干しできるというメリットは、非常に魅力的ですね。

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日光にあてるだけでは、布団の中に潜むダニを退治することはできませんが、湿気を飛ばすことは可能です。

布団乾燥機を使うという手もありますが、こちらは意外と手間がかかりますし、電気代が発生するのもネックになります。

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ベッドで寝るメリット&デメリット

続いて、ベッドのメリットとデメリットをチェックします。

布団で寝ることのデメリットがカバーされていて、ベッドで寝るデメリットが少ないと感じるようでしたら、こちらの寝具の方が魅力的と言えるでしょう。

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メリット1:床の不純物を吸い込みにくい

ベッドの種類にもよりますが、ベッドで寝ると鼻と口の位置が、ゴミが浮遊しやすい30センチ以上の高さになります。

また、高さがあることで、寝起きが楽になるというメリットも。

腰痛の持病がある方などは、一度床に寝てしまうと起きるのが一苦労ですから、ベッドのように上体をずらして起き上がれると、負担が少なくなるのがうれしいポイントですね。

ベッドが低いと感じる場合は、「ベッドの高さを上げる足」という専用器具も販売されていますから、高さは自在に調整できるのも魅力です。

メリット2:布団を敷きっぱなしでもOK

部屋にスペースがある方でしたら、敷きっぱなしでも衛生状態があまり低下しないベッドは、とても便利に感じることでしょう。

ベッドの上にホコリがたまることが気になるところですが、これはベッドカバーを寝具全体にかけることで解消できます。

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メリット3:収納スペースが増えるケースも

ベッドの下の部分には広い空間ができていますから、ここが収納スペースになっているタイプの商品が多いですね。

また、頭部に「ベッドボード」が取り付けられているベッドでしたら、目覚まし時計や寝る前に読む本なども置けます。

さらに、照明まで取り付けられたものまでありますので、利便性がさらに高まります。

デメリット1:マットレスの下などが掃除できない

布団は畳めば周辺を掃除できますが、移動することができず、重いマットレスを外したりしなければ床面の掃除ができないベッドは、少し不便に感じます。

それでも、ホコリがたまる床面と寝具の間に敷き板があることで、呼吸の時に吸い込んでしまう心配はないというのは安心材料ですね。

メリット2:寝具のケアが大変

敷き布団のように、ベッドで使うマットレスは天日干しができません。

基本的に、万年床になってしまうので、湿度のコントロールやダニやその死骸などの除去に、かなり手間がかかります。

ベッドに飲み物などをこぼしてしまったら、すぐに寝具の中に染み込んでしまい、掃除しにくくなるのもネックですね。

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メリット3:値段が高く、安いものだと寝心地が悪い

ベッドの寝心地や機能性の高さは、値段と比例します。

安いベッドは疲れが取れにくく、造りもしっかりしていないので、劣化するのも早いです。

逆に、高機能の高いベッドを買えば、出費は痛いですが、10年、20年と長期にわたって使うことができます。

ベッドと布団の選択基準まとめ

以上、ベッドと布団のメリットとデメリットを解説してみましたが、まとめますと、下記のようになります。

(ベッドが向いている人)

・布団まわりの衛生環境がよい状態で寝たい人(とくに、アレルギー、ぜんそくの持病がある方)

・忙しくて、寝具のケアがあまりできない人

・体圧をしっかり分散して、深い眠りが得たい人

(布団が向いている人)

・狭い部屋に住んでいる人

・こまめに寝具のケアをして、キレイな状態で寝具を使いたい人

・寝相が悪い人(ベッドから落ちてケガする心配なし)

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ベッドで敷布団を使いたい場合は?

ベッドのマットレスは、体圧分散力が非常に優れていますので、寝返りが打ちやすく、朝起きた時にカラダの傷みが発生しないようにできています。

しかし、寝心地の感じ方は人によって大きく分かりますよね。

体圧分散力が劣っていても、かたい敷布団が好みと言う方もいますし、ベッドを使いたいけど、天日干しでしっかり水分を飛ばし、ダニやカビをしっかり防ぎたいと考える人も。

このように、ベッドと布団のメリットの両方を取り入れたいという方は、敷布団が使えるタイプのベッドを購入するといいですよ。

ただし、注意点もいくつかありますので、ケガの防止のためにも、しっかり抑えておきましょう。

まず、注目したいのは耐久性の問題。

マットレスと違って、敷布団は体圧分散機能が低いため、一か所に力が集中してしまいます。

もし、パイプベッドやすのこベッドなどのように、造りが簡素で耐荷重が低いタイプでしたら、ベッドの真ん中に配置させる床板が割れてしまい、大けがをしてしまうことも。

こうしたトラブルを防ぐためにも、ベッドで敷布団を使用する時は、通常のベッドより耐荷重が2.5倍ぐらいあるタイプにしましょう。

とくに、すのこベッドは耐久性より通気性を優先して設計されていますから、慎重に選んでくださいね。

ベッドと布団選ぶならどっち?ベッドに敷布団を敷くのはアリ?

また、敷布団は通気性がマットレスより低いので、敷きっぱなしにすることはできないということも覚えておいてください。

マットレスは、素材の中に湿気を逃す空気の層が多いですが、布団は繊維が密集している状態ですし、使っているうちに体圧で圧縮されて、さらに湿気がこもりやすくなるのです。

たとえ、ベッドで使う場合でも、こまめに天日干ししたり、布団乾燥機で乾燥させたりすることは必要になります。

今回のまとめ

ベッドと布団のメリット&デメリット、こうして改めて再確認してみると、大きな違いがありますね。

寝具の中の環境だけでなく、寝室の環境から受ける影響も、大きく異なります。

最終的には寝心地で選ぶのが、快眠につながりやすい寝具と言えるのですが、ケアの手間が寝具の機能を左右しますので、自分のライフスタイルとも照らし合わせて、最善の選択をしてみてください。

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