実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

寝具ケア

布団の圧縮で損なわれる重要な機能

毎年、春先と冬前に行なうことが多い布団の入れ替え。

夏用の布団と冬用の布団を替える時は、そのまま押し入れにしまう人もいますが、最近、利用者が増えているのが布団圧縮袋。

空気を吸い込む穴に掃除機の先端を取り付けて吸引すれば、みるみるうちに布団が圧縮されていって、素材によってもかわりますが、元の大きさの3分の1ぐらいにまで小さくなります。

しかし、便利なこの布団圧縮袋は、収納場所を小さくできるというメリットがある反面、あまり知られていないデメリットも多いのです。

最大のデメリットは、布団を傷めて機能を低下させるということ。

寝返りをサポートする復元率は低下しますし、通気性の悪化で湿気がこもるようになり、快眠の妨げになることも。

こうしたトラブルを避けるためにも、布団へのダメージを最低限にする布団圧縮袋の使い方をマスターしましょう。

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

圧縮してはいけない布団は?

最初に覚えておきたいのは、羽毛布団の圧縮です。

通販サイトなどでは、羽毛布団専用の圧縮袋も販売されていて、中にはダウン80%以上の寝具にも使えることをウリにしている商品もありますが、

「羽毛布団は圧縮しない」

というのが基本。

掃除機などで羽毛布団を入れた収納袋の空気を吸い込むと、羽毛(ダウンボール)そのものはもちろんのこと、羽根の軸が折れたり曲がったりして、かさ高が一気に低くなります。

羽毛布団がふんわりしているのは、このダウンボールがあるからなので、一度折れてしまったら、布団が元の形状に戻ることはないのです。

すると、空気を包み込んで温度を保つこともできませんので、羽毛布団の最大の特徴である保温性もなくなってしまいます。

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

さらに、傷んだダウンボールは布団の側生地にもダメージを与え、場合によっては布団に穴があいてしまうことも。

よく、使い古した羽毛布団の羽がカバーから飛び出ていることがありますが、このような状態になると高機能な羽毛布団もただの布団に変わってしまうのです。

ですから、羽毛布団を収納する時は、布団の上に重ねるようにしてください。

ただし、重ねた布団の重みもダメージになりますから、羽毛布団は一番上に配置するように収納しましょう。

布団圧縮袋のタイプは2種類

次に、布団圧縮袋の種類と特徴をマスターしましょう。

1番メジャーなのは、厚手のビニール袋に空気を吸引する器具が取り付けられたタイプですが、便利なのは中の空気が戻らないようにバルブが取り付けられた袋タイプ。

掃除機で圧縮したら、そのまま吸引部を外してフタをすればOKの、カンタン操作が人気です。

また、掃除機を使わない布団圧縮袋は、比較的安価なのが人気のポイント。

ファスナーが付いた袋に布団を入れた後、手で押したり丸めたりすることで中の空気を押し出し、かさ高がなくなったら封をして収納します。

ただし、布団圧縮袋の値段は機能に比例して高くなる傾向にありますから、あまりにも安い商品は買わないほうが無難です。

しっかり収納して防湿ケアをしたにもかかわらず、布団を使おうと思って袋から出してみたらカビだらけ、なんてことになりかねません。

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

どちらのタイプ布団圧縮袋を使うにしても、常に注意したいのは

「圧縮しすぎない」

ということです。

布団圧縮袋を使う時は、なるべくかさを小さくしたいという意識がはたらきますが、羽毛以外の素材でも強い力が加わって、しかもその状態が何カ月も固定されると、通気性や反発力、復元力はどんどん失われてゆきます。

圧縮の目安は、元のかさの2分の1~3分の1。

押し入れに収納する時も、布団の上には軽い布団を乗せるとか、棚にしまって外部から力がかからないようにすることが重要です。

布団圧縮袋に入れるべきアイテム

布団圧縮袋に布団をしまって封をしても、外部から湿気が入らないわけではありません。

布団の中にダニやカビがいる状態で布団圧縮袋を使ったら、布地などに付着したフケや皮脂などをエサにして、こうした有害生物が増殖してしまいますから、収納前には必ず天日干しをしたり、布団乾燥機をしっかりかけたりすることもお忘れなく。

ちなみに、ダニは60度以上(20分間)の環境にならないと死滅せず、45度ぐらいの温度では生地の奥に逃げ込んでしまいます。

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

この点を考慮して、天日干しする時は、布団が60度以上になる専用袋を使うのがおすすめ。

(※天日干しだけでは、布団が60度以上になることはありません)

布団乾燥機をかける時も同じで、布団の中央部だけでなく、四隅もしっかり温度が上がるようにして、布団に潜むダニを死滅させてください。

こうしたケアが終わった後は、ダニ駆除シートと脱酸素剤を布団圧縮袋に入れてください。

また、カビ対策には、吸湿剤の使用が効果的ですので、こちらもダニ駆除シートなどと一緒に中に入れておきましょう。

収納場所の湿度対策も徹底する

布団圧縮袋に布団を入れておく期間が長い場合や、梅雨時など湿度が高くなる時期などは、収納場所の湿気対策も必要です。

布団を重ねてしまう場合は、一番下にすのこを敷くと床面からの湿気から大切な布団を守れますし、押し入れでしたら四隅に使い捨てタイプの吸湿剤を置きます。

(※湿気は低い位置にたまりやすいです)

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

さらに、週に数回は押入れを開けて扇風機の風を送り、空気を循環させて湿気を飛ばすようにしてください。

押し入れの床部分だけでなく、左右にもすのこを立てかけるようにして、上下左右、そして背面にも10センチ程度の空間を作るのがコツです。

ただし、すのこにはホコリがたまりやすく、これが押し入れ内のダニやカビの発生原因になります。

少し手間はかかりますが、すのこの表面や木のすき間はこまめにから拭きし、衛生状態を保つようにしてください。

もし、収納スペースに余裕があったら、キャスター付きの台を設置して、そこに布団を重ねていくといいでしょう。

同じ場所に置いたままだと、少なからず湿気の影響を受けてしまいますから、キャスターごと部屋に取り出して、そこに扇風機を当てるというケアをこまめに行なえば、ダニやカビの繁殖はかなり抑えられますよ。

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

コンクリート作りの収納スペースを使う場合は?

マンションなどでは、収納スペースの壁がコンクリート製になっていることもありますね。

コンクリートの壁は結露が発生しやすいという特徴がありますので、吸湿剤の設置数を増やすとともに、乾電池で動かすタイプのファン付き休止付きや、押し入れ専用の除湿器を使うのがおすすめ。

電気ポットサイズの小さな除湿器も発売されていますので、大切な布団を守るために、押し入れのすき間に設置してください。

また、もっとカンタンな結露対策として有効なのは、壁に結露防止機能が付いた断熱シートを貼る方法です。

値段もかなり安く、作業の手間もかかりませんから、ぜひ、使ってみてください。

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

今回のまとめ

手軽に布団を収納して、かさ高を低くできる布団圧縮袋ですが、丁寧に扱ってこまめに除湿などのケアをしないと、大切な布団が使えなくなる可能性があります。

寝具の質が低下すれば、疲れがとれるどころか、湿気がこもりやすくなって眠りの妨げになってしまいますから、今回のポイントを参考にしながら、きめ細やかなケアを実践してみてください。

もし、布団収納袋から取り出した布団がへたっていたり、カビが生えたりしていたら、自分でケアしようとはぜず、専門のクリーニング業者に頼むことをおすすめします。

実は難しい布団圧縮袋の使い方!布団を傷めないコツは?

ページの先頭へ