<<医師監修>>日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

<<医師監修>>日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

天気痛・気象病

体調悪化の原因は自律神経の乱れ?

みなさんは、雨が降ると頭が痛くなるとか、めまいがひどくなるといった症状に悩まされていませんか?

昔から、天気が悪くなると古傷が痛む、持病が悪化するとも言われていますが、これは気のせいとか偶然ではなく、気象の変化が引き起こしているのです。

症状はさまざまですが、こうした気象の変化が影響して発生する病は、「気象病」と呼ばれています。

晴れの日は日常生活に支障が出なくても、低気圧が近づいてくると気圧の変化を耳の中にある「内耳」という器官が感知し、脳を混乱させる情報(カラダが傾いている)を送るのです。

これによってストレスを受けた脳は、生命活動をコントロールする自律神経を乱し、さまざまな不快症状を発生。

その代表的な症状が、片頭痛やめまい、気分の落ち込みなどで、このうち痛み特化した症状を「天気痛」といいます。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

天気痛の名付け親は、愛知医科大学の医師である佐藤純です。

テレビの健康番組や、ニュースの1コーナーでも頻繁に登場するので、ご存じの方も多いことでしょう

天気痛の効果的な対策と言えば、痛みだったら鎮痛剤、めまいだったら抗めまい薬の服用。

ちなみに、天気痛によって引き起こされるめまいは、乗り物酔いのメカニズムと似ているため、酔い止め薬も効果的です。

しかし、気象病が発生するたびに薬を飲んでいたのでは、副作用のダメージに苦しむことになりますし、頭痛薬の場合は、今までガマンできていた軽い痛みにも、敏感に反応してしまうことも。

ですから、薬はあくまでも“対処療法”の手段として使うものと認識して、気象病の予防と緩和につながる、カラダに優しい方法をマスターしてゆきましょう。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

天気痛耳せん

気象病対策の第一歩は自律神経のケア!

ここで気象病克服のカギとなる、自律神経について解説しておきましょう。

人間のカラダには、さまざまな神経がめぐっていますが、自律神経は自分の意思ではコントロールできないのが大きな特徴です。

体温を上げる、心拍数を上げる、ホルモンを分泌するなどの生命活動は、環境や体調の変化で自律神経が調整します。

たとえば、気温が高くなって体温が上がったら、カラダはダメージを受けてしまいますから、自律神経のはたらきで発汗を促し、気化熱によって体温を下げますよね。

この自律神経には、日中に優位になって活発な活動をサポートする交感神経と、夕方過ぎから優位にはたらき、心身を休息モードに導く副交感神経の2種類あります。

自律神経は、どちらか一方がはたらいているのではなく、交感神経が優位になっている時は副交感神経が鎮まり、逆に、副交感神経優位の状態にある時は、交感神経のはたらきが緩やかになっているのです。

このように、2つの神経はバランスをとりながら、わたしたちの生命活動を支えているのですが、さまざまな要因によって乱れが生じてしまいます。

その要因の1つが、気象変化というワケです。

ほかにも、ストレスや寒暖差、ホルモンバランスの乱れなども、自律神経の乱れにつながり、気象病の症状悪化につながります。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

また、夏の暑い時期に注意したいのは、エアコンによる急激な体温変化や冷えですね。

外出先から汗ダラダラになって帰ってきて、すぐにエアコンの冷風にあたると、自律神経がその温度変化についてゆけず、失調しやすくなるのです。

さらに、デスクワークなどで、低温設定のエアコンが効いている中で過ごす時間が長い方は、手足の先などが血行不良になり、気温が高い場所に移っても冷えたままになりがちに・・・。

常に快適な環境で過ごしたいというのは、誰もが思うことですが、カラダ本来の機能を見直すことも重要だと認識してくださいね。

下記に、自律神経が乱れやすい生活習慣を挙げますので、該当する方はすぐに正しい習慣に改めましょう。

自律神経を整える生活習慣①:起床後に朝日をしっかり浴びる

太陽光には、自律神経のはたらきを整え、気象病を予防する素晴らしいパワーが含まれています。

まず、わたしたちが持っている体内時計のリズムは、朝一番の太陽光を浴びることで乱れがリセットされますし、眠気を発生させる「メラトニン」という睡眠ホルモンの分泌もストップするのです。

そして、心身をリラックスさせる「セロトニン」の分泌が始まるので、ストレス緩和につながったり、気分を前向きになったりします。

ですから、朝の日光浴を兼ねて、15分位の散歩を習慣にすれば、自律神経を整えるための適度な運動にもなりますし、お腹も減って朝食もしっかり食べられるようになりますよ。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

自律神経を整える生活習慣②:自分の趣味を楽しむ時間を持つ

自律神経が乱れる一番の原因は、何と言ってもストレスです。

人間関係や仕事の重圧、育児やライフステージの変化など、さまざまな出来事が自律神経のバランスを崩すのですが、趣味に没頭したり、お腹の底から笑ったりするような習慣があると、ストレスにうまく適応してゆけるようになります。

また、朝の散歩以外にも、日中にストレッチやヨガをしてカラダを動かすことで、ストレスとうまく付き合えるようになりますよ。

天気痛の症状が出ている方は、この後に紹介する耳のマッサージも日課にしてみてください。

天気痛耳せん

自律神経を整える生活習慣③:夕方過ぎからは外部からの刺激を抑える

夜は心身を休ませるために、副交感神経がしっかり働くようにしないといけません。

しかし、昼間と同じように、照明が明るい、音の刺激が激しい、興奮することが多いといった生活環境では、脳が活性化したままになって交感神経が優位なままになってしまいます。

ですから、夕方過ぎからは、なるべく刺激の少ない環境で生活を心がけてください。

ポイントとして挙げられるのは、

・部屋の照明はなるべく暗くして、やさしい間接照明などを使う

・テレビやステレオなどの音量は下げて、音の刺激も抑える

・寝る時間に近づいたら、興奮する内容のテレビやDVD、本などは見ない

などです。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

自律神経を整える生活習慣④:寝る前の飲酒、スマホはNG

寝つきをよくするために、寝酒を飲んでいる方もいらっしゃいますが、脳は覚醒してしまうため、夜中に何度も目が覚めてしまうとか、朝早く目覚めてそのまま寝付けなくなることが増えます。

また、スマートフォンから出るブルーライトにも、脳の覚醒作用がありますから、眠りの妨げとなるのです。

睡眠は、カラダやココロだけでなく、神経の疲労も回復させる重要な活動ですから、寝つきを悪くしたり、眠りを浅くしたりする習慣はすぐに改めるようにしましょう。

自律神経の乱れは、一度発生するとすぐには元の状態に戻りません。

そして、日々、ストレスがたまってゆくと、自律神経失調からあらわれる症状が増え、時にはうつ病などを招くことも。

もちろん、天気痛の症状もひどくなって、日常生活にさまざまな支障が出てきますから、カラダが出す不調のシグナルに敏感になって、生活習慣を改めるように努めてゆきましょう。

冬の天気痛対策に!天気痛ブレスの使用と頭痛を軽減する温活法

医師がおススメする5つの気象病対策

ここからは、日本で唯一の天気痛外来の医師でもある、佐藤純先生がおススメする気象病対策を解説してゆきます。

いずれも、手軽にできることですし、薬のような副作用の心配の少ないですから、この記事を読みながら実践してみてくださいね。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

1.天気痛日記をつける

雨が降ると決まって体調が悪化する、気分の落ち込みがひどくなるという方は、1カ月ぐらい「天気痛日記」をつけてみてください。

これは、毎日の天候や気圧、症状、痛みの度合い、運動や睡眠の状況などをなるべく詳しく記録するもの。

自分の場合は、どんなタイミングで痛みが強くなるか、症状が出る前に“前兆”となる症状が出るかなどが分かるようになり、事前に最適な対応が可能になるのです。

たとえば、気象の変化で片頭痛が起こる方は、光がまぶしくなるなどの前兆症状が出ることも。

この前兆が出たタイミングで、下記に挙げるような天気痛対策を講じれば、不快な症状を予防したり、緩和させたりすることができますよ。

2.無料アプリで現在地の気圧変化を把握

天気予報を見ても、これからの気象変化は分かっても、気圧の状態までは分かりませんよね?

そこで、佐藤先生もおススメしているのが、「頭痛―る」という無料アプリ。

スマートフォンにインストールして、現在地を登録しておくだけで、数日先までの気圧変化を1時間単位で表示してくれます。

しかも、アプリからの情報通知をONにしておけば、急激な気圧変化などをお知らせしてくれるので、臨機応変な天気痛対策ができるのです。

天気痛日記と合わせて利用すると、より的確な対応ができるようになりますよ。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

3.耳のマッサージを日課にする

気象病は内耳が気圧の変化を感じ取ることで発生しますが、常に耳の血行を良くすることで自律神経の乱れを抑えることができるのです。

効果的なのは、佐藤先生が考案した「くるくる耳マッサージ」。

手順は、とってもカンタン!

下記の4つのステップを、朝昼晩の1日3回、実施するようにしてみましょう。

1.耳たぶをつかんで、上下と横方向に5秒間引っ張ります

2.耳たぶを横方向に引っ張ったまま、今度は後ろ側にクルクル回転させてゆきます

3.続いて、耳を上下に折り曲げで、5秒間同じ状態をキープします

4.仕上げに、耳をふさぐように覆って、後ろ側に回転させてゆきます

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

4.手首にある天気痛のツボを刺激する

まずは、手首にあるシワにそって、指を3本横向きに当ててみましょう。

そして、一番外側にある指と、手の腱が交わる部分を親指で押してみてください。

ここには「内関」というツボがあって、気象変化によるストレスを緩和することができます。

ただし、内関は移動するという特徴があるため、指の指圧では捉えにくいのです。

そこで、佐藤先生が考えたのが、天気痛対策のツボを的確に捉えるブレスレット「天気痛ブレス」。

著名な鍼灸師の協力のもとに、移動しやすい内関を捉える立体的な突起をブレスレットに取り付け、巻いているだけでしっかり刺激されるように設計しました。

天気痛ブレスを巻いているだけでも、心身がリラックスしてきますが、数時間おきに突起の上をプッシュすると、さらに気分が晴れやかになると大評判です。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

5.天気痛耳せんで内耳の気圧感知をガード

最後に紹介する「天気痛耳せん」も、佐藤先生監修による天気痛対策グッズ。

内耳が気圧変化を感知することで発生する気象病は、耳栓を装着することでその影響を抑えられるのです。

通常の耳栓と違って、天気痛耳せんには内部に気圧をコントロールするフィルターが配置されていて、耳の内部を気圧が変動することが少ない空間にします。

天気予報や頭痛―るをチェックして、これから雨が降るとか、気圧が急激に低下すると分ったら、耳栓を装着するだけでカラダに優しい天気痛対策になりますよ。

ちなみに、天気痛耳せんは、“音を遮断する”機能もすぐれており、付け心地もかなりいいので、寝る前に装着すれば音の刺激から神経を守ることができます。

日本で唯一の“天気痛外来医師”が推奨!体に優しい気象病対策5選

今回のまとめ

気象病は梅雨の時期に多いですが、夏は夕立が発生しやすいですし、台風の上陸も増えて、不快症状の発生頻度が高まります。

また、エアコンの影響で自律神経も疲れ気味ですから、今回紹介した方法と天気痛グッズでカラダを労わりながら、日常生活で交感神経と副交感神経のバランスが崩れないように、正しい習慣を取り入れるようにしましょう。

自律神経が鍛えられれば、気象変化にカラダが順応しやすくなり、気象病に強い体質に変わってゆきますよ。

冬の天気痛対策に!天気痛ブレスの使用と頭痛を軽減する温活法

この記事を監修したドクター

ドクターイメージ

佐藤 純 医師

医学博士 愛知医科大学医学部客員教授

経歴

医師・医学博士。名古屋大学教授を経て、愛知医科大学・学際的痛みセンターで、日本唯一の「天気痛外来」を開設。
天気痛研究・診療の第一人者としてNHK「ためしてガッテン」、日本テレビ「世界一受けたい授業」など「気象病」「天気痛」の専門医としてメディア出演多数。
著書に、『天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる!』(扶桑社)などがある。

経歴

医師・医学博士。名古屋大学教授を経て、愛知医科大学・学際的痛みセンターで、日本唯一の「天気痛外来」を開設。
天気痛研究・診療の第一人者としてNHK「ためしてガッテン」、日本テレビ「世界一受けたい授業」など「気象病」「天気痛」の専門医としてメディア出演多数。
著書に、『天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる!』(扶桑社)などがある。

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