《医師監修》歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

《医師監修》歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

安眠・快眠方法

睡眠は最大のストレス解消法

わたしたちは毎日、仕事や家事、勉強など、カラダや脳をフルにはたらかせて活動しています。

しかし、ずっと活動モードがONになっていたら、蓄積した疲労を回復させることができず、抵抗力が低下して病気になりやすくなったり、脳の動きが鈍くなって集中力や判断力が低下したりするんです。

みなさんも、睡眠不足が続いた時とか、徹夜の翌日にこのような経験をしたことがあることでしょう。

こうしたカラダのトラブルを回避して、毎日、快活な活動を続けるためにも、しっかり睡眠をとる必要があるんですね。

人間関係や悪化環境の変化、疲労などでたまったストレスも、グッスリ眠ればある程度解消できますし、熟睡を続けること自体が、ストレスに強いカラダ作りにもつながります。

運動をする、趣味を楽しむといった行動もストレス解消につながりますが、正しい睡眠をとることが一番重要なポイントであることを再認識してくださいね。

歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

もう1つ、ストレスと睡眠の関係で覚えておきたいのが、

「ストレスがたまりすぎていると、熟睡を妨げる無意識の行動が起きやすい」

ということです。

代表的なのは、歯ぎしりといびき。

いずれも、自覚症状があまりないので、自分がいびきをかいている、歯ぎしりをしていると気づいていない人が多いのですよね。

しかし、いずれの症状も放置しておくと、重篤な病気を引き起こす可能性が高まりますので、よくあるクセなどと軽視せず、今からしっかり適切な対策を講じてゆきましょう!

まずは、ストレスがたまっていると起こりやすい、歯ぎしりのお話しから始めます。

命に関わるタイプの危険な歯ぎしりとは?

寝ている間に歯をこすり合わせて、ギリギリ不快な音を発生させる歯ぎしりは、下記の3パターンに分類されます。

グライディング

一般的に、歯ぎしりと言えば、音が出るほど強い力で歯をこすりあわせるグライディングのことを指します。

食事の時などとは比べ物にならないぐらい、歯と歯茎に強い圧力がかかりますので、歯が削れやすく、歯を支える歯茎も弱って歯周病を悪化させる原因になります。

歯ぎしりマウスピース

クレンチング

ストレスがたまっている時に、夜中に目が覚めて、気が付いたら歯を食いしばっていたといった経験はありませんか?

これも、歯ぎしりの1つで、クレンチングと呼ばれています。

グライディングのように音は発生させませんが、食いしばりが起こっている間は、肩やあごの筋肉が緊張しますので、朝起きた時にこの部分の痛みやコリを感じやすくなるんです。

歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

タッピング

症状としては少ないですが、上下の歯をカチカチ鳴らすタッピングも歯ぎしりの症状です。

グライディングほど大きな圧力は発生しませんが、毎日歯ぎしりするようになると、歯が割れてしまうこともあります。

このような歯ぎしりが発生するメカニズムは、現時点ではハッキリ解明されていませんが、原因の多くはストレスだと指摘されています。

歯を食いしばる、音を出すということで、無意識のうちにストレス解消につなげようとしているのでしょう。

しかし、歯と歯茎へのダメージが大きくなるだけでなく、歯周病が悪化すると原因菌が動脈硬化を誘発して、心筋梗塞や狭心症につながることがわかっています。

また、歯周病があると脳梗塞(脳の血管が詰まる病気)発症リスクが2.8倍に高まることや、糖尿病を合併症として引き起こしますから、

「歯ぎしりは、命の危険を高める症状」

と認識してくださいね。

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歯ぎしりにつながるストレス以外の原因は?

ストレス以外にも、歯ぎしりの原因は、まだまだあります。

たとえば、もともと歯のかみ合わせが悪い方は、その違和感を歯ぎしりによって調整する傾向にあります。

また、「逆流性食道炎」という病気を持っている方も、胃酸が食道に逆流することで口の中が酸性の状態になるので、これを中性に戻すため、歯ぎしりをして唾液の分泌を促していると言われているんです。

さらに、飲酒や喫煙習慣があると、アルコールやニコチンの影響で睡眠が浅くなりますから、歯ぎしりをかきやすい睡眠状態をつくってしまうんですね。

命にもかかわる歯ぎしりを改善するには、まずは、歯並びや逆流性の食道炎の治療や、深い睡眠を得るための生活改善に取り組んでください。

飲酒や喫煙以外にも、寝る直前の入浴(体温が上昇します)、スマートフォンの操作(脳が覚醒します)なども避けるようにしましょう。

こうした生活改善と同時に行ないたいのが、歯ぎしりによるダメージを緩和させるグッズの利用です。

そのグッズとは、マウスピースです。

歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

自宅で作れるオリジナルマウスピースのススメ

ボクシングやラグビーの選手が、試合中に口に入れて使うマウスピースは、睡眠中の歯ぎしりによるダメージ軽減にも有効です。

マウスピースは、歯の上から装着して、歯と歯の間にクッションをつくります。

この状態で歯ぎしりが発生しても、その圧力が軽減されますから、口腔内のダメージがかなり緩和されるというワケなんです。

マウスピースは、ドラッグストアや通販でも手に入るお手軽なアイテムですが、すでに型ができているタイプのものを使うと、違和感が発生するのがネックなんですね。

歯や歯茎のフィット感が得られないと、それが気になって不眠につながってしまうことがありますし、寝ている間に頬の内側の粘膜とこすれて、傷がついてしまうなんてことも。

もし、このタイプのマウスピースが合わないと感じたら、自分の歯型に合わせて作る、オリジナルのマウスピースを使ったほうがいいですね。

歯科に行けば、歯ぎしりによる歯や歯茎のダメージを確認した後、歯型をとって最適なマウスピースを作ってくれますよ。

歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

ただし、歯ぎしり緩和用のマウスピースを作るには、歯科に何度も足を運ぶ必要がありますし、費用もそれなりにかかってしまいます。

忙しくて歯医者に行く暇がない、もっと安い方法で歯ぎしり対策をしたいという方は、自宅で作れる「歯ぎしりマウスピース」を使ってみてください。

歯ぎしりマウスピース

医師が開発した高性能マウスピースの実力

歯ぎしりマウスピースは、熱が加わると柔らかくなって変形し、冷やすとその形状で固まるといった特徴があります。

もとの形は、薄いプラスチックの板のようになっているのですが、これを60度のお湯に40秒間入れると、色は透明になり、柔らかい状態になるんですね。

これを口の中に入れて、前歯を中心にして型をとり、少し硬くなったら歯から外して今度は冷水に浸けます。

すると、ほんの十数秒で固まり、自分の歯型にしっくりフィットするオリジナルマウスピースができあがり!

付け心地のよさも秀逸で初めてマウスピースをする方でも、違和感をほとんど覚えることがないと評判が高いんです。

この歯ぎしりマウスピースは、アメリカのトップクラスの医師(耳鼻咽喉科や小児科医など)が開発に加わっていて、従来のマウスピースより、強度や衝撃防御率、力吸収率が驚異的にアップしているのも特長。

マウスピースを使えば、歯ぎしりを気にしないことで安心感が高まり、心身がリラックスし、眠りが深くなることも期待できます。

朝起きた時に感じる首や肩のコリも、マウスピースの使用が習慣になれば軽減されてゆき、快適な1日の始まりを向かえることができるでしょう。

歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

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「たかがいびき」では済まされないタイプとは?

つづいて、いびきのお話しです。

歯ぎしりより発生頻度が高いいびきは、「散発性いびき」と、「習慣性いびき」に分けられます。

散発性のいびきというのは、一時的な要因が発生した時におこるもので、風邪や鼻炎、飲酒や疲労などが原因として挙げられます。

原因がなくなれば、いびきもかかなくなるので、さほど心配する必要はありません。

これに対して、習慣性いびきというのは、文字通り毎日のように習慣的にいびきをかいている状態のことを指します。

放置しておくと、いびきをかく時間が長くなり、一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」を引き起こすリスクが高まるので、歯ぎしり同様、こちらも適切な生活改善が必要なんですよ。

歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

いびきの原因はさまざまですが、この症状にもストレスが大きく関わっていて、いびきをかく人の多くに見られるのが、呼吸をコントロールしている自律神経の乱れです。

ストレスがたまると、わたしたちの呼吸は浅い状態になり、十分な空気が体内に取り込めなくなって、脳は酸素不足の状態になります。

すると、通常の鼻呼吸ではなく、口から呼吸するようになるんですね。

みなさんも試しに、この記事を読みながら、口呼吸をしてみてください。

鼻からの呼吸よりも、たくさんの空気が体内に入ってきますよね?

スージーマウステープ

危険な口呼吸を改善する簡単な方法

しかし、一見、とってもラクな口呼吸は、カラダにさまざまな悪影響をもたらします。

口呼吸をすると、喉付近にある気道が狭くなり、空気を取り入れるたびに振動が発生し、それが“轟音=いびき”につながるんですね。

いびきをかいている間は、眠りが浅くなってしまいますから、一晩中いびきをかいているような方でしたら、疲労回復とストレス解消をしなくてはならない睡眠で、さらに疲れをためこんでしまうという悪循環に。

また、ストレス発散のために、毎日お酒を“寝酒”として飲んでいる方も多いですが、アルコールは筋肉を弛緩させる効果があるため、喉の筋肉が緩んで舌の根の部分が下がって、これまた気道を狭くしてしまうことに。

こうなると、いびきはさらにひどくなり、睡眠時無呼吸症候群のリスクがさらに高まります。

ストレスが原因の1つであり、さらなるストレスを生むいびきは、まず、こうした口呼吸の改善から対応してみましょう。

歯ぎしりと合わせて注意したい!ストレスで悪化するいびきの恐ろしさ

口呼吸の改善に効果的なのは、口を閉じた状態をキープできるグッズ「スージーマウステープ」の使用です。

不織布でつくられたこのテープは、唇に当たる部分に粘着剤を使っていないのが特長で、今までのマウステープにはない、快適な使用感を提供しています。

肌が弱い方などは、粘着剤が毎晩肌に触れていると、肌荒れを起こしてしまうことがありますが、そんな心配もなく安心して使えるのも、このマウステープの魅力です。

口呼吸は、いびきだけでなく、空気中に漂う雑菌やウイルスなども吸い込んで、免疫力の低下などを引き起こす危険性もあります。

深い眠りを得て心身の健康を保ち、たまったストレスを解消するためにも、このお手軽なマウステープでいびきの改善を進めてみましょう!

今回のまとめ

いびきも歯ぎしりも、わたしたちが考えている以上にカラダへのダメージが大きく、新たなストレスの原因になっていることがお分かりいただけたと思います。

ストレスをうまく発散して、仕事や家事などのパフォーマンスを挙げたいというのは、みなさんに共通する願いですよね。

朝までグッスリ寝て、爽快な気分で1日が始まれば、ストレスの回避もうまくできるようになりますし、考え方も前向きになって、ストレスに強い体質になることも期待できます。

歯ぎしりもいびきも、症状がひどい方は、すぐに専門医に診てもらうべきですが、まずは、改善につながるグッズから使ってみたいという場合は、「歯ぎしりマウスピース」と「スージーマウステープ」を使ってみてください。

寝ている間のストレスが解消されるだけでも、睡眠の質だけでなく、生活の質まで向上することが実感できることでしょう。

スージーマウステープ

この記事を監修したドクター

ドクターイメージ

石川 慧璃 医師

赤羽南口メンタルクリニック院長/精神保健指定医

経歴

2006年筑波大学医学専門学群卒業。米国臨床TMS学会会員。薬物療法やアルコール依存症専門治療病棟での精神療法プログラム、脳に直接アプローチして治療するTMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)など、様々な臨床経験がある。また、直営精神科情報サイト『医者が教えない精神科のこと(http://tokyo-mentalclinic.com/))』で、医師がわかりやすく解説した精神科医療情報を配信している。

経歴

2006年筑波大学医学専門学群卒業。米国臨床TMS学会会員。薬物療法やアルコール依存症専門治療病棟での精神療法プログラム、脳に直接アプローチして治療するTMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)など、様々な臨床経験がある。また、直営精神科情報サイト『医者が教えない精神科のこと(http://tokyo-mentalclinic.com/))』で、医師がわかりやすく解説した精神科医療情報を配信している。

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