自分ではなかなか気づかないいびき。
オジサンのイメージがありますが、女性でも50代ごろからいびきに悩む人が増えています。
原因になっているものは何でしょうか?
意外と知らないいびきと女性ホルモンの関係
女性のいびきの原因で多いのが、ホルモンの減少。
一見関係がなさそうですが、実は女性ホルモンといびきには深い関係があります。
そもそも、どうしていびきをかくのは男性のイメージが強いのでしょうか?
女性ホルモン・プロゲステロンの働きの一つには、「上気道開大筋」という、気道(空気の通り道)を支える筋肉を活性化させる、というものがあります。
女性ホルモンの分泌が多い年代の女性は、この働きのおかげでいびきをかきにくいのです。
一方、男性は、女性ホルモンの分泌が少ないため、気道を支える筋肉が弱りやすく、空気の通り道が狭くなってしまいます。
睡眠中、ここで無理矢理呼吸している状態がいびきです。
女性でも、閉経を境にプロゲステロンの量は減少します。
その影響で、呼吸がしづらくなったり、いびきをかくようになったりしてしまう人が増えるのです。
また、ホルモンバランスはちょっとしたストレスでも乱れてしまいます。
仕事が忙しいとき、ストレスが溜まっているとき、いびきをかいてしまう人も多いようです。
いびきは単に恥ずかしい、うるさいものではありません。慢性化すると体に様々な影響が出てきます。
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いびきの慢性化が起こす3つの問題
①【深刻な睡眠不足】
慢性的に気道が狭くなっていると、睡眠中に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」の原因となり、命に係わる場合もあります。
いびきをかいている間は眠りが浅くなるため、脳は睡眠不足になります。
本人に自覚がないため、しっかり寝ているつもりでも「何だか疲れがとれない…」「寝ても寝ても眠い…」という状態になってしまいます。
②【高血圧など血管への影響】
いびきをかいている間は呼吸が浅く、体中の血液が酸欠状態です。
つまり脳だけでなく、内臓などもきちんと休息をとれなくなっているのです。
③【肥満】
ちょっと意外かもしれませんが、睡眠不足になるとホルモンバランスが乱れ、食欲が増進してしまいます。
また、酸素が不足すると体内で脂肪を分解する酵素の働きを鈍らせて、運動しても痩せにくい体質へと変えてしまいます。

「アゴ」と「姿勢」が改善のポイント
健康にも美容にも悪いことばかりのいびき。
女性ホルモンの減少が原因なら、ホルモンの量を増やせばいいのでは?と思ってしまいますが、加齢に伴うホルモンの減少は簡単には解消できません。
簡単に始められるいびき対策は「アゴ」と「姿勢」の改善。
アゴの力が弱いとアゴ周り、喉の周りの筋肉も衰え、気道が狭くなってしまいます。
すぐできる対策は、硬いものを噛む習慣をつけてアゴを鍛えること。
二重アゴ対策にもなるのでお勧めです。
また、枕を変えることでいびきをしにくい姿勢にすることも重要です。
「AS快眠枕」では、首をサポートして息がしやすいように気道を確保してくれます。
仰向けでも、横向きでも、うつ伏せでも、下の付け根が軌道に落ち込まないような独自の3次元形状となっているため、一晩中快適な睡眠ができるようになると言われています。
睡眠の質を大きく低下させるいびき。
日々の小さなステップからいびきケアを始めてみませんか?