《医師監修》大病につながる歯ぎしりの6大原因!最適な対処法と対策グッズは?

《医師監修》大病につながる歯ぎしりの6大原因!最適な対処法と対策グッズは?

睡眠・不眠対策グッズ

自覚症状がない歯ぎしりをしている可能性は?

わたしたちが普段、何気に行なっているクセの中には、継続すると病気を引き起こすものがあります。

その代表格とも言えるのが、寝ている間に歯や歯茎に強烈な力をかける「歯ぎしり」です。

歯をこすり合わせて「ギシギシ」と音を立てたり、「カチカチ」歯を鳴らしたりと、人によって症状はさまざまですが、いずれも口腔部の負担は非常に大きくなります。

さらに、歯茎が弱くなると歯周病が発生し、カラダ全体の健康リスクが高まりますし、顎にも負担が広がってゆくと、生活に大きな支障が出るぐらいの症状が発生することも・・・。

歯ぎしりが厄介なのは、自覚症状がほとんどないということで、家族と一緒に寝ている時でもない限り、自分が歯ぎしりをしていると気が付かないことが多いですよね。

そこでまず、普段の生活習慣や症状などからセルフチェックを行なって、自分が歯ぎしりをしている可能性を探ってみましょう。

《医師監修》大病につながる歯ぎしりの6大原因!最適な対処法と対策グッズは?

チェックポイント①:歯の先端がギザギザになっている

通常、わたしたちが食べ物を噛む時は、10キロ程度の力が歯や歯茎にかかります。

これが歯ぎしりによる食いしばりになると、その力は2~7倍以上にも跳ね上がり、口腔部には強烈なダメージが加わるんです。

したがって、毎日歯ぎしりを繰り返していると、歯の先端は次第にギザギザの状態になってゆきますし、重症化するとひびが入って割れてしまうなんてことも。

鏡ではチェックしにくい場合もあるので、指の腹で歯の先端をこすってみてください。

歯がギザギザしていたら、歯ぎしりで削れてしまった可能性があります。

ちなみに、歯ぎしりによる症状が出やすいのは、一番長い犬歯です。

犬歯の場合は、先がギザギザではなく、丸くなるのが特徴なので、こちらは鏡でじっくり観察してみてください。

チェックポイント②:起床時に頭痛や肩こりを感じる

歯を食いしばっている時間が長くなればなるほど、顎から首周辺の筋肉が緊張し続け、その範囲が頭にまで広がってゆきます。

その結果、引き起こされるのが、頭痛や肩こりなどで、症状がひどい人では、顔面全体が痛くなることもあるんです。

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歯が削れたり、食いしばりによる顔面部の緊張が続いたりすると、かみ合わせがどんどん悪化してゆきます。

そして、顎の関節がずれてしまい、ある日突然、口が開かなくなることもあるんです。

これは、「顎関節症」と呼ばれる症状で、関節部分の円板が移動することで、口を開けるたびに

「コキッ、コキッ」

と音が鳴るのが特徴です。

チェックポイント④:冷たい飲み物や食べ物がしみるようになった

歯の表面は「エナメル質」という層で覆われているのですが、この部分も歯ぎしりではがれてしまうことがあります。

すると、エナメル質の下にある「象牙質」が表面に出てきて、さまざまな刺激を感じるようになるんです。

これが、知覚過敏です。

知覚過敏は、歯磨きのしすぎや、酸性の食品を多く食べること、加齢などが原因でも発生する症状ですが、歯の欠損を伴っていたら歯ぎしりをしている可能性があると認識しましょう。

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チェックポイント⑤:周りから顔が大きくなってきたと指摘されることが増えた

歯ぎしりをしていると、食べ物を噛む時に使われる筋肉「咀嚼筋」の1つ、「咬筋」が発達します。

これによって、“エラが張った”ように見えるため、人から顔が大きくなったと指摘されることがあります。

まずは、上記5項目のうち、1つでも該当するものがあったら、これから解説する原因や対処法を覚えて、すぐに治療や生活改善に取り組んでくださいね。

歯ぎしりマウスピース

歯ぎしりが引き起こす命に関わる病気とは?

「歯ぎしりなんて、誰にでもあるクセ」

と思いがちですが、実は口腔まわりの健康が悪化すると、心臓や脳に悪影響が及び、命を奪う病気を発症することも。

とくに、最近何かと問題になっているのが、歯周病と心疾患、そして脳疾患の関係です。

歯周病とは、25~34才の若い層では80%、45~54才の層になると88%ものもの人が発症する歯茎の病気で、歯を支える歯茎が継続的にダメージを受けることで炎症が慢性化します。

この状態が悪化すると、歯茎に繁殖している歯周病菌が血管に入り込んで全身をめぐり、動脈硬化を引き起こすことも。

これが心臓で発生すると心筋梗塞に、脳で起こると脳梗塞となり、死亡率が非常に高まるんです。

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また、お年寄りに多い「誤嚥」が発生した時、肺に入り込んだ唾液にこの歯周病菌が含まれていると、内部で炎症が拡大して肺炎を引き起こすこともあります。

高齢の方は、もともとの体力が低下していますから、こうした症状が命取りになりやすいのです。

認知症と歯周病の関連性も解明!

歯ぎしりによって引き起こされる歯周病の恐怖は、まだまだあります。

名古屋市立大学や、国立長寿医療研究センターなどによる研究では、歯周病による継続的な炎症が、社会問題になっている「アルツハイマー型認知症」の引き金になっているとのこと!

アルツハイマー型認知症とは、脳内に「アミロイドβ」というたんぱく質がたまってゆき、脳細胞の炎症を引き起こす細胞のはたらきが活性化することで発症する病気です。

その要因の1つとして挙げられているのが、歯周病による炎症。

通常、人間の脳は、体内で作られた炎症物質を脳内に侵入させないように、防御反応がはたらいています。

ところが、歯周病のように慢性的な炎症になると、次第にその機能がマヒ状態になり、歯周病菌の侵入を許してしまうことがあるんです。

こうした病原菌の侵入と、認知症を加速させる他の要因が絡み合って、脳はどんどん委縮してゆき、障害の程度も重くしてゆくと考えられています。

実際に、アルツハイマー型認知症の患者さんの脳から、歯周病細菌が発見されているんですよ。

 

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認知症の発症は、70才を過ぎた頃から急増しますが、脳へのダメージは20年近く前から発生しており、アミロイドβの蓄積もそのころから始まっています。

現代の医療で、認知症は症状の進行を遅らせることはできても、完治させることはできません。

ですから、この病の予防のためにも、歯周病に気が付いたらすぐに治療を開始し、その原因である歯ぎしりを対策することは急務と言えるでしょう。

歯ぎしりマウスピース

歯ぎしりは原因不明の症状?対処策は?

歯ぎしりが引き起こす病気の恐ろしさは、十分ご理解いただけたと思いますので、今度はこの悪癖の原因に迫ってみましょう。

脳の病気と同じく、口腔部の病気に関する研究も進んでいますが、実は

「人はなぜ、歯ぎしりをするのか?」

という疑問は、いまだに解明されておらず、原因不明なのが実状なんです。

しかし、専門家の間では、歯ぎしりの発生につながる共通の生活習慣はいくつか指摘されていますし、それらを対策することで症状が緩和すること分かっています。

では、

「歯ぎしりの6大原因」

と指摘されている習慣と、対策のポイントについて解説してゆきましょう。

歯ぎしりの原因①:過剰なストレス

仕事や家事、育児に人間関係など。

日々の生活でストレスがたまらない人は、皆無と言っても過言ではないでしょう。

転職や退職など、生活環境が大きく変わった時も、心因性のストレスは溜まりやすいものです。

問題は、

「ストレスを適度に解消できているか?」

ということ。

自分の趣味を楽しむ時間が持てず、ストレス過多な状態が続くと、その解消のために睡眠中に歯ぎしりをすると考えられています。

実際に、歯ぎしりが継続する人に、趣味の時間や息抜きの時間を積極的に取ってもらったところ、症状の変化が見られた人は8割ぐらいに達したという研究もあるので、まずは、みなさんも

「趣味や癒しの時間を必ず確保する」

ということを実践してみてください。

日々の生活が忙しいという方は、寝る前にお気に入りのホットドリンクを飲んだり、耳を温めたりするだけでも気分が落ち着きますよ。

歯ぎしりの原因②:普段から歯を食いしばるクセがある

これも、ストレスがたまっている方の多くに見られるクセの1つですが、日中から歯を食いしばる習慣があると、就寝中に歯ぎしりをするケースが増えます。

無意識のうちにやってしまう行為なので、この悪しき習慣は

「意識して改善する」

しかありません!

最初に取り組んでいただきたいのは、2~3時間おきのストレッチです。

カラダをこまめに動かすようにすれば、少しずつ緊張はほぐれてゆきますよ。

同時に、両顎の筋肉をマッサージするのも有効です。

時間がある時は、ホットタオルを当てて血行を良くしてから、やさしくマッサージしてみましょう!

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歯ぎしりの原因③:喫煙や飲酒習慣

タバコもお酒も、ストレス解消にはおススメと思いきや、歯ぎしりの予防には逆効果なんです。

その理由は、交感神経が活性化して、眠りが浅くなるから。

タバコに含まれているニコチンや、お酒のアルコールが体内に侵入すると、脳は覚醒状態に陥りますから、睡眠中の休息が取れなくなってしまい、浅い睡眠が続きます。

このような状態が続くことで、ストレスは増大しますし、歯ぎしりのクセも悪化します。

タバコは、百害あって一利なしのアイテムですから、喫煙本数を段階的に減らしてゆき、禁煙を目指しましょう。

アルコールは適量ならストレス解消につながりますので、睡眠の妨げにならない条件で、適量飲むようにしてください。

目安となるのは、布団に入る3時間前に飲酒をやめることと、飲む量は“ほろ酔い”に留めることです。

歯ぎしりの原因④:逆流性食道炎の発症

布団に入って横になった時などに、酸っぱい液体が喉付近までが上がってくる感じを覚えませんか?

これは、胃液が食道に逆流する「逆流性食道炎」という病気で、近年、歯ぎしりの発生との高い関連性が指摘されています。

逆流性食道炎もストレスが原因として挙げられますが、便秘や偏った食事(脂肪分の多い料理を好むなど)が続くことでも発生します。

内科などに行くと、生活改善のポイントを指導してくれますし、胃酸の逆流を抑える薬も処方してくれますから、症状が続く方はなるべく早めに受診してくださいね。

歯ぎしりの原因⑤:かみ合わせが悪化している

自然に口を閉じた状態で、上下の奥歯を軽くカチカチ鳴らしてみてください。

左右両方とも、同じような音が響くようなら問題はありませんが、それぞれ違う音が聞こえてきたり、違和感があったりする時は、かみ合わせが悪くなっているかもしれません。

かみ合わせが悪い人にも、歯ぎしりをするクセが見られますので、歯科や口腔外科を受診して、正しい歯並びに矯正してもらいましょう。

先ほどお話しした、認知症の予防にもつながるケアですから、こちらもお早めに!

歯ぎしりの原因⑥:虫歯が悪化している

虫歯を治療せずに放置していると、歯茎がグラグラしてきますし、かみ合わせも自然と悪くなってくるので、歯ぎしりの発生頻度が高くなります。

この状態で歯ぎしりをすると、通常時よりも歯茎へのダメージが大きくなってしまい、病気のリスクも一気に高まってしまいますから、かみ合わせのチェックと同時に治療してもらうようにしましょう。

自宅で簡単にできる歯ぎしり対策とは?

最後に、歯ぎしりをなんとかしたいと思っている方におススメの、とっておきグッズを紹介します。

歯ぎしり対策で重要なのは、上記に説明した発生要因を解消することですが、これだけだとなかなか解決には至りません。

なんせ、歯ぎしりは自覚症状がないのが、ネックですから・・・。

そこで、みなさんに使っていただきたいのは、「歯ぎしりマウスピース」という快眠グッズ。

アメリカの名医(歯科矯正科、小児科)が開発した、エビデンスがしっかりあるマウスピースで、既存のマウスピースと違い、お湯に一度浸けて柔らかくして、自分の歯型に合わせるというのが大きなポイント。

これによって、抜群のフィット感が生まれますし、誰もが気になる「マウスピースと歯茎の間にたまる唾液」も、絶妙に設計した穴から逃し、快眠をキープしてくれるんです。

肝心の、歯ぎしりによる力の吸収力は、従来のソフトタイプと比較して90%アップ、状激防御力も30%アップと、高性能を誇ります。

《医師監修》大病につながる歯ぎしりの6大原因!最適な対処法と対策グッズは?

自分の歯や歯茎に合ったオリジナルのマウスピースは、歯科に行けば作ってもらえますが、歯ぎしりマウスピースだったら、通信販売で手軽に購入できますし、機能性が高いのに安いというメリットもあります。

今回、ご紹介した症状の緩和法や、歯ぎしり防止法を実践しながら、このマウスピースを使い続ければ、不快な痛みなどから解放されて、健康的な毎日が送れることでしょう。

歯ぎしりマウスピース

この記事を監修したドクター

ドクターイメージ

小澤 亮太郎 医師

医学博士/臨床研修指導歯科医

経歴

福岡県立九州歯科大学、名古屋大学大学院医学系研究科卒業。平成16年に名古屋大学歯科口腔外科へ入局。
豊田厚生病院歯科口腔外科医長を務め、おざわ歯科クリニック院長へ就任。
アストラインプラント、アソアライナー(マウスピース矯正)など専門分野を活かした施術で、美しい歯へ蘇る治療を心掛けている。

経歴

福岡県立九州歯科大学、名古屋大学大学院医学系研究科卒業。平成16年に名古屋大学歯科口腔外科へ入局。
豊田厚生病院歯科口腔外科医長を務め、おざわ歯科クリニック院長へ就任。
アストラインプラント、アソアライナー(マウスピース矯正)など専門分野を活かした施術で、美しい歯へ蘇る治療を心掛けている。

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