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日本人の8割の耳垢は乾いている
わたしたちの耳の中に存在する耳垢は、「乾燥耳垢」と「湿性耳垢」の2種類に分かれます。
これは耳鼻咽喉科学会による分類なのですが、実際には耳垢のタイプは5つあって、それぞれ下記のような特徴があります。
1.粉になっているタイプ
乾燥耳垢の1つで、粉状になっているため、一般的な耳かきでは掃除しにくいのが特徴です。
「粘着剤」が付いた耳かきで、粉を付着させて取り除いてゆくと、耳の中がキレイになります。
2.ぬけがらタイプ
皮膚がむけた後のような抜け殻状になっていて、こちらも粘着剤付きの耳かきで掃除します。
3.ベタベタタイプ
耳の中にある皮脂を分泌する器官「皮脂腺」の油分が垢に混ざり、通常の耳掃除ではキレイにできません。
4.パン粉タイプ
「粉タイプ」と「ベタベタタイプ」、両方の性質を持った耳垢で、油分を含んだパン粉のような状態になっています。
5.ちょいベト抜け殻タイプ
「抜け殻タイプ」のような形状でありながら、「ベタベタタイプ」のように油分を含んでいる耳垢。
比較的、普通の耳かきで取り出しやすいのが特徴です。
日本人の約8割は、乾燥タイプの耳垢の持ち主で、残り2割が湿性タイプとなっています。
耳かきが快眠習慣につながる?
耳掃除の方法は、耳垢のタイプによって変わってきますが、どんな耳垢の場合でも共通して言えるのが、
「綿棒を耳の中に入れて、耳垢をかき出すのはNG」
ということ。
実は、耳掃除にとっても便利な綿棒は、外耳周辺(耳の外側)の掃除のために作られているのです。
メーカーのホームページを見ても、綿棒は外耳道に入れないよう、注意を呼び掛けているんです。
そもそも、耳垢というのは、単なるカラダの老廃物ではありません。
外耳道や鼓膜が、刺激を受けることから守るという重要な役割を持っているんです。
また、耳垢のタイプによっても異なりますが、普通は自然に外耳からはがれおちて、耳の中から出てくるんです。
ですから、耳かきを使って掃除をする必要は、基本的にはないと言えます。
これは、耳鼻科医も提唱していることなんですよ。
無理に耳かきで耳垢を出そうとすると、老廃物やホコリなどを耳の奥に押し込めてしまう可能性がありますし、薄い外耳道の皮膚が傷つけられてしまうことも。
そこでおススメしたいのが、やさしい刺激を与える“最高級たわしの素材感”を実現した「耳かき用たわし」です。
1本1本の繊維が、皮膚を傷つけることなく、やさしく耳の中を掃除して、取れにくい耳垢をしっかりかき出してくれるんです。
さらに、繊維の刺激が心身をリラックスさせる副交感神経を刺激するので、耳かき用たわしを使えばストレス発散につながりますし、眠気が発生するなんて効果も期待できるんです。
先ほどもお話ししたように、耳垢の掃除をする必要はありませんが、耳かき用たわしで外耳道を刺激して、癒しの時間を作る習慣は、みなさんにも試していただきたいですね。
寝つきが悪い方も、寝る前に耳かき用たわしで副交感神経を刺激すれば、布団に入ったらすぐに眠れるようになるかもしれませんよ!