天気痛の症状が酔い止め薬で収まる?
天気が悪い日や、低気圧が近づいてきた時、頭痛やめまい、古傷の痛みなどを強く感じることがありませんか?
これは、自律神経の乱れによって引き起こされる「天気痛」という症状で、内耳(耳の奥にあるセンサー)が誤動作を起こすことが原因とされています。
わたしたちの平衡感覚は、目に映る景色だけでなく、内耳にあるリンパ液の流れと合わせて判断しています。
正常時は、リンパ液が動くことはないのですが、気圧が低下すると波が発生して、脳に
「体が傾いている」
という間違った情報を送ってしまうんです。
しかし、脳が目から得た情報では、カラダはまっすぐだと認識しするので混乱が発生し、自律神経の1つである交感神経を刺激します。
これによって、痛みを発生させる痛覚神経も刺激されてしまい、さまざまな不快症状が発生するのです。
最近は、テレビのニュースや健康番組で、この症状が頻繁に取り上げられていて、その対策も広く知られるようになりました。
代表的なのが、酔い止め薬の服用です。
内耳の誤動作は、乗り物酔いと同じメカニズムになっていますから、信号の伝達をストップさせる作用がある酔い止め薬を飲むと、症状が緩和されるというワケです。
しかし、薬にばかり頼っていると、効き目が弱くなる「耐性」が発生する可能性がありますし、副作用も起きますから、根本的な対策が望まれます。
即効性があって、副作用の心配が少ないツボ押し
そこで、みなさんにおススメしたいのは、天気痛によって引き起こされる症状を抑える効果がる“ツボ押し”です。
わたしたちの手首には、「内関」というツボがあるのですが、ここを刺激することで乱れた自律神経が整いやすくなり、つらい症状の緩和につながります。
内関の場所は、3本の指を手首の脈をとるように当てて、人差し指と腕の腱が交わる部分です。
少し力を入れて押すと、感触が変わるはずです。
天気が悪い日は、朝からここを押すようにしたり、痛みの発生に合わせて刺激したりすれば、からだへの負荷を最低限にできます。
ただし、この内関の位置は移動することがあるのがネックなんです。
また、仕事や育児が忙しい日は、こうしたケアをする暇もないでしょうし、そもそも、面倒ですよね?
そこでおススメしたいのが、天気痛の権威である、名古屋大学の佐藤教授が開発した「天気痛ブレス」です。
シリコン製のブレスレットに、内関を的確に刺激する突起がいくつも付いていて、腕に巻くだけで天気痛の予防につながるんです。
この素材は、医療の現場でも用いられている、安全性の高いゴムで、強い衝撃が加わっても変形しにくい特徴を持っています。
また、もっとも厚みがある部分でも、たった3.3ミリしかなく、重量は10グラムと超軽量ですから、常に腕に巻いていても違和感をおぼえることがありません。
天気が悪いと分かっている日は、朝から装着しておくと自律神経が整いやすくなるので、つらい症状に悩んでいる人に、ぜひとも、おすすめします。
価格は税込みで2,592円と、かなりリーズナブルですから、お試し感覚で購入できますよ!

睡眠のリズムを整えればさらに効果アップ!
天気痛ブレスの使用と一緒に、天気痛の症状緩和のために実践したいのは、睡眠の質の見直しです。
睡眠は、日中の活動によってたまったカラダの疲れをとるだけでなく、高ぶった神経を鎮め、脳の回復をはかるための活動です。
ですから、睡眠時間が常に短かったり、眠りが浅い日が続いたりすると、心身の疲労は積み重なってゆき、自律神経のバランスがどんどん乱れてゆきます。
この状態で天気が悪くなると、交感神経の興奮度合いが高くなってしまいますから、天気痛の症状もひどくなってしまうのです。
朝起きたら、いつも頭痛や肩こりがする人は、とくに、要注意です。
まずは、下記に挙げるポイントを確認しながら1日の生活を振り返って、自律神経を乱す行動が多くないか、チェックしてみましょう!
当たり前のように行なっている毎日の習慣に、意外な落とし穴が見つかりますよ。
(1)起床後、太陽の光を浴びる
仕事や家事に追われていると、布団に入る時間が遅くなって、いつも寝不足の状態になりますすね。
そして、朝起きる時はいつもダルさを感じて、布団の中からなかなか出られない状態に・・・。
でも、どんなに睡眠時間が短くても、起きたらすぐにカーテンを全開にして、太陽の光を全身で浴びてください。
これによって、体内時計リセットされますので、夕方過ぎから副交感神経が優位になり、交感神経のはたらきを抑えることができます。
昼間に眠気が強くなったら、15分を限度に昼寝をするようにしましょう!
休日の寝だめは、プラス1時間を目安に!
(2)休日も同じ時間に起きる
休みの日は、目覚まし時計を気にすることなく、昼まで寝ているという人が多いと思いますが、こうした習慣は夜の寝つきを悪くします。
睡眠不足は、「寝だめ」では解消できませんので、いつもより長く寝るとしても1時間までと覚えておいてください。
(3)寝酒を飲む
「お酒を飲むと、ぐっすり眠れる」
というのも、間違った常識です。
アルコールには脳を覚醒する作用がありますから、眠りが浅くなって、睡眠の質が低下します。
飲むなら夕食の時までとし、ほろ酔いになる程度の量に留めておきましょう。
(4)夜になっても明るい部屋にいる
朝日と同様、光は体内リズムの変動に大きな影響を与えます。
夜になっても、明るい照明の下で生活をしていると、交換神経が働き続けてしまいますので、夕方を過ぎたら努めて部屋を暗くしましょう。
間接照明を使って、体に光が直接当たらないようにすると、副交感神経のスイッチが入りやすくなりますよ。
(5)寝る直前まで、スマートフォンをいじっている
スマートフォンを使っていると、ブルーライトが脳を興奮させますし、情報を検索するという行為そのものも、副交感神経のはたらきを鈍くします。
布団に入る時は、スマートフォンをなるべくベッドから離れた場所に置いて、無意識のうちに操作することを避けましょう!
以上、5つの習慣を1つずつ改善してゆき、天気痛に負けない体質を作ってゆきましょう!
