リラックス&快適な睡眠のための物質「セロトニン」、摂取し過ぎにご注意!

リラックス&快適な睡眠のための物質「セロトニン」、摂取し過ぎにご注意!

サプリ

「幸せホルモン」が作られる過程

人間の体には、さまざま防御機能が備わっていて、ストレスがたまれば、脳から神経伝達物質やホルモンなどが分泌されて、心身の緊張状態が解消されます。

代表的な成分として挙げられるのが、「幸せホルモン」とも呼ばれているセロトニンで、消化管に90%、血液中に8%、そして脳に2%存在しています。

セロトニンは体内で生成される物質ですが、食べ物や飲み物から作られます。

そのもととなるのが、牛乳やチーズなどの乳製品や、味噌や納豆といった大豆製品に多く含まれる「トリプトファン」です。

リラックス快眠物質の「セロトニン」、摂り過ぎにご注意!

寝る前にホットミルクを飲むと寝つきがよくなると言われていますが、これはトリプトファンの存在に注目が集まったからです。

ちなみに、トリプトファンをとっても、体内でセロトニンになるまで時間がかかるので、寝る前のホットミルクに快眠効果はありません。

(リラックス効果や、脳に睡眠の合図を送る習慣としては効果が期待できます)

トリプトファンはセロトニンに変質した後、さらに「メラトニン」という睡眠ホルモンに変わります。

人間には体内時計がはたらいていて、起きて陽の光を浴びてから約16時間後に眠くなるといったリズムができていますが、これはメラトニンのはたらきによるものです。

セロトニンはサプリで摂取できません

セロトニンの分泌を正常に保ち、量を減らさないようにするには、トリプトファンが豊富な食べ物を食べる、起床後に日光浴をするといった生活習慣が必要です。

しかし、ストレスがあまりにも強い状態が続くと、セロトニン分泌の信号が出なくなり、うつ病などを発症することがありますので、毎日適度な運動したり、趣味を思う存分楽しんだりすることも心がけて下さい。

サプリを利用するのも、セロトニン防止のための1つの方法と言えますが、注意点もありますから、この機会に覚えておきましょう。

リラックス快眠物質の「セロトニン」、摂り過ぎにご注意!

最近は、さまざまな「睡眠サプリ」が売られていますが、セロトニンサプリと呼ばれている商品の正体は、トリプトファンです。

薬より手軽で安心して飲めるというイメージがありますが、トリプトファンを摂り過ぎると、さまざまな副作用が発生します。

代表的な症状としては、吐き気、下痢、頭痛、体のだるさなどが挙げられますが、実は過去に、トリプトファンの過剰摂取が原因とされる、“ある事件”が発生していました。

トリプトファンは食べ物から摂るべき

アメリカで1989年、トリプトファンのサプリを飲んでいる人が、「好酸球増加筋肉痛症候群」という病気を発症するという事件が発生しました。

これは全身打撲のような痛みが続く病気で、死に至ることもあるのです。

トリプトファンの過剰摂取が原因の1つと見られているのですが、被害件数は1,500件以上で、死亡者数が38名にも上りました。

国内で販売されているトリプトファンサプリが危険ということではないのですが、薬と同じように、サプリにも副作用が発生するリスクがあることを、私たちは忘れがちです。

ですから、

「体が作り出す成分は、食べ物から摂取する」

という自然の理にかなった生活習慣を身に付けることが、本当の快眠につながると言えます。

先ほど挙げた、トリプトファンが多い食べ物は、決して毎日の食事で摂りにくい物ではありませんから、快眠を目指している方は、今日から食事のメニューに加えてみましょう!

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