天気痛は自律神経の乱れが原因です
わたしたちのカラダには、生命活動をコントロールするための神経が無数に存在します。
このうち、脊髄や脳に存在するのが中枢神経から枝分かれして、全身にめぐっているのが「自律神経」と呼ばれるものです。
自律神経には、中枢神経から指令を受けてカラダを動かす、体温を下げるといったはたらきがあるほか、痛みや温度などを中枢神経に伝えるという役目も持っています。
さらに自律神経は、真逆のはたらきをする交感神経と副交感神経とに分かれます。
(交感神経)
起床時から活発になる神経で、太陽の光を浴びることで活動モードがONになります。
そして体温や血流、心拍数が上昇し、心身を興奮状態に導くのです。
しかし、1日中交感神経がはたらいていると、心身が疲弊してしまうため、夕方ぐらいからブレーキとなる「副交感神経」が優位に。
(副交感神経)
副交感神経がはたらきはじめると、体温は次第に下降して、臓器や脳のクールダウンが行なわれます。
さらに、血流と心拍数は緩やかになり、睡眠ホルモンが分泌されるので、次第にカラダがリラックスして眠くなってくるのです。
この2つの神経が規則正しく働いていれば、わたしたちはココロも体も健康を維持しやすくなるのですが、さまざまな刺激がきっかけとなって、交感神経が興奮して体調不良を引き起こします。
気圧や気温が低下すると発生する天気痛も、交感神経が優位になって痛みを発生させる神経を刺激し、頭痛や関節痛、吐き気など、さまざまな不快症状が起こります。
寒い季節の冷えが交感神経を刺激します
気温が日ごと下がってゆくこれからの季節、自律神経に悪影響を及ぼすのが、「カラダの冷え」です。
冷えとは、一言でいうと、
「血の流れが悪くなり、細胞に栄養分が行き届かない状態で、熱を作り出せなくなっている状態」
です。
カラダが冷えたままになると、交感神経が刺激されて手足の先にある末梢神経が収縮するので、血流はさらに悪化。
布団に入っても体温が上昇しませんから、寝つきが悪くなりますし、夜中に寒さで目が覚めることも増えて、睡眠の質が低下してゆくのです。
こうした冷え体質を改善するには、普段から厚着をして体温を逃さないようにするとか、冷たい飲み物や食べ物を控えて、カラダを内側から温める食材を積極的に摂ることが重要です。
また、冬でもウォーキングなどの運動を継続したり、ストレスをしっかり発散したりすることも忘れてはいけません。
意外な盲点になるのが、寝具の通気性です。
湿気がこもったままの布団で寝ると、寝ている間の発熱で布団の中の湿度が上昇し、汗が蒸発する時に体温を奪ってしまうので、冷えがさらにひどくなります。
そこでおススメしたいのが、麻を原料にして作られた「パシーマ・オリジナル敷きパット」です。
まず、注目したいのが、通常のタオルケットの1.5倍もある吸水性。
汗による湿気がこもっても、繊維が素早く吸い込み、布団の外に放出してくれるんです。
この機能により、1年を通じて布団の中の温度が33度、湿度は50%と、理想的な睡眠環境を作り出してくれるのです。
さらに、アレルギーを発生させる柔軟剤は不使用で、洗うたびに膨らむという性質を持った材料を使っていますから、寝心地もバツグン!
冷えを解消して、交感神経のはたらきを整えるには、もってこいの商品なんです。
天気痛による頭痛対策として、多くの人が利用しているのが頭痛薬ですが、カラダの内側から痛みの発生を防ぐ生活改善もすすめなくては、根本的な解決になりません。
冷えの症状は、女性だけでなく男性にも増えています。
手足の冷えを継続的に感じたら、すぐに今回紹介した対策を取り入れてみてください!